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霧笛の余韻
ムテキノヨイン
- 著: 森村 誠一

霧笛が呼ぶ襟裳岬ですれちがった謎の美女千鶴子は、新進作家白沢に死の影を落とし、朝里川温泉のホテル火災で消息を絶つ。社長秘書の彼女には五億円着服の噂がまつわり、同社の幹部が墜落死した。両事件の関連を牛尾刑事は疑い、白沢は瓜二つの妹志鶴子と共に姉の足跡を追う。終着地で見た天地が逆転するほどの人間の暗黒とは? (講談社文庫)
先生、また私の中に姉を見ているんでしょう。
五億円着服の嫌疑をかけられ失踪した姉。
瓜二つの妹とともに足跡を追う。
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書誌情報
紙版
発売日
2012年08月10日
ISBN
9784062773249
判型
A6
価格
定価:660円(本体600円)
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年09月28日
JDCN
0627732400100011000B
初出
2004年12月双葉文庫より刊行されたもの。
著者紹介
森村誠一(もりむら・せいいち)1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。9年余のホテルマン生活を経て、1969年に『高層の死角』で江戸川乱歩賞を、1973年に『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。1976年、『人間の証明』でブームを巻き起こし全国を席捲、『悪魔の飽食』で731部隊を告発して国際的な反響を得た。『忠臣蔵』など時代小説も手がけ、精力的な執筆活動を行っている。2004年、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。デジカメ片手に俳句を起こす表現方法「写真俳句」も提唱している。2011年、講談社創業100周年記念書き下ろし作品『悪道』で、吉川英治文学新人賞を受賞する。シリーズ第二作『悪道 西国謀反』も好評。