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椋鳥の影 八丁堀手控え帖
ムクドリノカゲハッチョウボリテビカエチョウ
- 著: 稲葉 稔

評判の竹細工職人・鶴吉が何者かに刺殺された。日本一の笊職人になると許嫁の加代に語っていた彼は、越後から出稼ぎに出て江戸に住みついた”椋鳥”だった。加代の嘆きに、隠密同心深見十兵衛は、岡っ引きの元太郎らと下手人探しにかかる。不屈の十兵衛をもってしても、次々に切れていく探索の糸……。十兵衛どうする!?<文庫書下ろし> (講談社文庫)
ひたむきな奴が報われねぇ、ひでぇ世の中さ。
それでも十兵衛はあきらめない。
許嫁(いいなずけ)と夢を語っていた職人はなぜ殺された?
人情こまやか、これぞ”大江戸警察小説”
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書誌情報
紙版
発売日
2012年08月10日
ISBN
9784062773577
判型
A6
価格
定価:639円(本体581円)
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年09月28日
JDCN
0627735700100011000N
著者紹介
(いなば・みのる)1955年熊本県生まれ。放送作家、脚本家などを経て、'94年作家デビュー。時代小説で旺盛な活躍を見せる。犬連れの剣客を描いた「武者とゆく」シリーズをはじめ、「研ぎ師人情始末」「剣客船頭」「真・八州廻り浪人奉行」「酔いどれて候」など多数のシリーズをもつ。花火師夫婦の物語「大江戸人情花火」や「圓朝語り」などの著作もある。