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夏を喪くす
ナツヲナクス
- 著: 原田 マハ

範子―偶然目にした詩が、自分たちを捨てた父親の記憶を呼び起こす。陽菜子―意識不明の夫の口座に毎月お金を振りこみ続けていた人物と対面。咲子―不倫と新たな恋。病気を告知され自分の願いがわかる。麻理子―行方不明の親友と暮らしていたNYのアパートを、7年ぶりに訪れて。―その瞬間、4人の女性は何を決意したのか? 『楽園のカンヴァス』で2012年文芸界の話題をさらった新星が揺れ動く女性たちの心情を描いた傑作。
範子―偶然目にした詩が、自分たちを捨てた父親の記憶を呼び起こした。陽菜子―意識不明の夫の口座に毎月お金を振りこみ続けていた人物と、ついに対面を。咲子―不倫と新たな恋。病気を告知され、自分の願いがはっきりわかる。麻理子―行方不明の親友と暮らしていたNYのアパートを、7年ぶりに訪れて。―その瞬間、4人の女性は何を決意したのか? 『楽園のカンヴァス』で今年文芸界の話題をさらった女流作家の新星による、揺れ動く女性たちを描いた感動小説集。
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目次
天国の蠅
ごめん
夏を喪くす
最後の晩餐
書誌情報
紙版
発売日
2012年10月16日
ISBN
9784062773829
判型
A6
価格
定価:726円(本体660円)
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年11月09日
JDCN
0627738200100011000B
初出
2008年5月に小社より刊行された「ごめん」を改題したもの。
著者紹介
原田マハ(はらだ・まは) 1962年、東京都小平市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。マリムラ美術館、伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館に勤務。その後、フリーのキュレーター、カルチャーライターに。2005年、『カフーを待ちわびて』で、第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、同作は映画化され、35万部を越えるベストセラーに。2012年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞受賞。著書にはほかに、『一分間だけ』『さいはての彼女』『キネマの神様』『翼をください』『インデペンデンス・デイ』『ほしがひとつほしいとの祈り』『本日は、お日柄もよく』『風のマジム』『まぐだら屋のマリア』『でーれーガールズ』『永遠をさがしに』『旅屋おかえり』『生きるぼくら』などがある。幅広いテーマで精力的に執筆を続ける注目の作家。