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十字架
ジュウジカ
- 著: 重松 清

いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。のこされた人々の魂の彷徨を描く長編小説。吉川英治文学賞受賞作。
いじめを止めなかった。ただ見ているだけだった。それは、「罪」なのですか――?
自ら命を絶った少年。のこされた人々の魂の彷徨を描く長編小説。
いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。吉川英治文学賞受賞作。
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目次
第一章 いけにえ
第二章 見殺し
第三章 親友
第四章 卒業
第五章 告白
第六章 別離
第七章 あのひと
文庫版のためのあとがき
書誌情報
紙版
発売日
2012年12月14日
ISBN
9784062774413
判型
A6
価格
定価:891円(本体810円)
ページ数
400ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2016年01月29日
JDCN
0627744100100011000W
初出
2009年12月、小社より講談社創業100周年記念書き下ろし作品として刊行されたもの。