風の軍師　黒田官兵衛

あす吹く風は、どこからどこへ。黒田官兵衛、ジョアン、細川ガラシャ、織田秀信――伴天連追放令下、「かなわぬ夢」と「かなえてはならない夢」のはざまで生きた人々の思い。『風渡る』に続く葉室麟の「官兵衛」。（講談社文庫）


あす吹く風は、どこからどこへ。黒田官兵衛、ジョアン、細川ガラシャ、織田秀信――

伴天連追放令下、「かなわぬ夢」と「かなえてはならない夢」のはざまで生きた人々の思い。
キリシタン受難の時代を、気鋭がダイナミックに描く。

秀吉の懐刀・黒田官兵衛、キリスト教の教義を官兵衛に教えた日本人修道士・ジョアン、キリシタンの象徴的存在・細川ガラシャと、その侍女いと、キリシタンの天下人と望まれた岐阜中納言織田秀信らは、次々と追放や殉教という運命に翻弄されていった。伴天連追放令下、キリシタンが次第に生きにくくなる時代を描く。

目次

太閤謀殺
謀攻関ヶ原
秘謀
背教者
伽羅奢──いと女覚え書──

書誌情報

紙版

• 発売日: 2013年02月15日
• ISBN: 9784062774444
• 判型: A6
• 価格: 定価：792円（本体720円）
• ページ数: 352ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2013年03月08日
• JDCN: 0627744400100011000G

初出

２００９年９月、小社より「風の王国　官兵衛異聞」として刊行されたものを改題した。

著者紹介

著： 葉室　麟（ハムロ　リン）

2012年、「蜩ノ記」で第146回直木賞受賞。時代小説、歴史小説を高い水準で発表し続ける正統派。

製品関連情報

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