沿線風景

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沿線風景

エンセンフウケイ

講談社文庫

鉄道とバスを乗りつぎ、移ろう車窓の景色に眼を凝らし、降り立った土地の食を楽しみ、関連する本に思いをめぐらす。昭和の雰囲気を忠実に残す郊外の団地、天皇や皇族にちなんだ場所、宗教施設やその跡地、さらに浅間山荘、旧上九一色村など戦後史の重要な舞台を訪ね、読書と旅の風景をつなぐ日帰り“書評”エッセイ。(講談社文庫)


本に導かれ、鉄道で出かけよう。
そして、何を食べようか。

鉄道とバスを乗りつぎ、移ろう車窓の景色に眼を凝らし、降り立った土地の食を楽しみ、関連する本に思いをめぐらす。昭和の雰囲気を忠実に残す郊外の団地、天皇や皇族にちなんだ場所、宗教施設やその跡地、さらに浅間山荘、旧上九一色村など戦後史の重要な舞台を訪ね、読書と旅の風景をつなぐ日帰り“書評”エッセイ。

※本書は2010年3月に小社から刊行された単行本に加筆・修正したものです。


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目次

運転席─まえがき

第1話 東京のオリエント(東武伊勢崎線 せんげん台─越谷)
第2話 キリスト看板を捜す(西武池袋線・国際興業バス 天覧山下─飯能)
第3話 昭和天皇とラーメンの記憶(京急逗子線・JR横須賀線 神武寺─逗子)
第4話 秘境駅と義民伝説(京成本線 大佐倉─宗吾参道)
第5話 「厚木の奥」の大川周明(小田急小田原線・神奈中バス 本厚木─愛川町)
第6話 盲腸ローカルバスに乗って(京王線・神奈中バス 橋本─月夜野)
第7話 「1968」から「1995」への旅(JR中央本線・富士急行 旧上九一色村)
第8話 鉄道とつながる小説(JR東海道本線 湯河原)
第9話 団地に残る隠蔽された昭和の風景(西武新宿線・西武バス 花小金井─滝山団地)
第10話 鰻食しつつ「皇室」を想う(東海道新幹線・JR御殿場線 三島─御殿場)
第11話 66人の天皇陵(JR奈良線他 歴代天皇陵)
第12話 秩父で「輿論と世論」を考えた(西武特急ニューレッドアロー・秩父鉄道 西武秩父─皆野)
第13話 ワルシャワ郊外は東京郊外に似ていた(トラム ワルシャワ)
第14話 男と女の伝説を秘宝館から眺める(東海道新幹線・フェリー 熱海─初島)
第15話 日本一短い鉄道の先に(芝山鉄道 芝山千代田─三里塚)
第16話 20年ぶりに大本教本部を訪ねる(近鉄奈良線・JR山陰本線他 河内小阪─亀岡)
第17話 米軍基地跡に天皇と新宗教が同居している(JR中央線・多摩都市モノレール 立川─砂川七番)
第18話 シベリア鉄道を疑似体験する(西武新宿線他 東村山─多摩湖)
第19話 天皇と徳川将軍の気分を味わうには(JR日光線・東武特急スペーシア 日光)
第20話 軽井沢に残ったのはおぎのやの「駅そば」だった(JR信越本線他 横川─中軽井沢)
第21話 38年後のりんどう湖に「デリカ」はなかった(東北新幹線・東野交通バス 那須塩原─那須湯本)
第22話 千葉県内房の「明と暗」(JR内房線特急さざなみ・JRバス関東 館山─南房パラダイス)
文庫特別番外編 二つの「ランド」にかつての輝きを辿る(神奈中バス・小田急小田原線 旧横浜ドリームランド跡地─よみうりランド─弁天洞窟)

車掌席─あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2013年02月15日

ISBN

9784062774574

判型

A6

価格

定価:692円(本体629円)

ページ数

304ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2013年03月08日

JDCN

0627745700100011000Q

初出

2010年3月に小社から刊行された単行本に加筆・修正したもの。

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