
股旅探偵 上州呪い村
マタタビタンテイジョウシュウノロイムラ
- 著: 幡 大介

ねじれたシダしか生えぬ土地、滝壺に吊された女の死体、底なしの井戸、棺から消えた死体がモウリョウとなり村人を襲う・・・渡世人三次郎が足を踏み入れた上州の山奥、火嘗村は、名状しがたいものに彩られていた。そもそも倉賀野宿で看取った病人が、村の災厄と名主屋敷の三姉妹の死を予言して果てたのだった。三度笠の三次郎は「あっしには関わりのねえ」事件に次々巻き込まれてゆく。本格ミステリと痛快股旅小説、奇跡の出会い!
予測不能。時代本格ミステリの快作
よじれたシダしか生えぬ土地、滝壺に吊るされた女の死体、底なしの井戸、棺から消えた死体がモウリョウとなり村人を襲う……渡世人三次郎が足を踏み入れた上州の山奥、火嘗村(かなめむら)は、名状しがたいものに彩られていた。そもそも倉賀野宿(くらがのしゅく)で看取った病人が、村の災厄と名主屋敷の三姉妹の死を予言して果てたのだった。三度笠の三次郎は「あっしには関わりのねえ」事件に次々巻き込まれてゆく。本格ミステリと痛快股旅小説、奇跡の出会い!
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目次
第一章 密室は掘割を流れた
第二章 上州吾妻郡火嘗村
第三章 モウリョウ様が来る
第四章 娘の目になにが映ったか
第五章 篝火は闇に消えた
第六章 名状しがたい股旅物のようなもの
第七章 名主屋敷に地獄火を見た
第八章 初夏の風
書誌情報
紙版
発売日
2014年02月14日
ISBN
9784062775533
判型
A6
価格
定価:847円(本体770円)
ページ数
496ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年04月11日
JDCN
0627755300100011000H