光と影

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光と影

ヒカリトカゲ

講談社文庫

渡辺淳一セレクション

戦場で腕に銃創を負った二人の兵士。軍医は、一人の腕は切断したが、ふとした思いから、もう一人のそれは残した。そんなほんの偶然が両者の明暗を分け、市井の人となった前者は悶死し、軍に残った後者は陸相、首相へと上り詰めた――。
実際の出来事をもとに描いた表題の直木賞受賞作など、傑作小説四篇を収録。

※本書は、1970年10月に文藝春秋より単行本として、1975年6月に文春文庫として、2008年2月に文春文庫(新装版)として刊行されました。


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目次

光と影
宣告
猿の抵抗
薔薇連想

書誌情報

紙版

発売日

2013年09月13日

ISBN

9784062775588

判型

A6

価格

定価:759円(本体690円)

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社文庫

初出

単行本 1970年 文藝春秋、文庫版 1975年6月 文芸文庫、2008年2月 文芸文庫(新装版)、その他収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    光と影

    初出

    『別冊文藝春秋』1970年3月号

  • 作品名

    宣告

    初出

    『小説宝石』1970年5月号

  • 作品名

    猿の抵抗

    初出

    『小説新潮』1970年3月号

  • 作品名

    薔薇連想

    初出

    『小説新潮』1970年8月号

著者紹介

著: 渡辺 淳一(ワタナベ ジュンイチ)

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。整形外科医ののち、『光と影』で直木賞受賞。‘80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川栄治文学賞を受賞。作品は、医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに華麗な現代ロマンを描く作家として、文壇の第一線で活躍。国民的なベストセラーとなった『失楽園』『愛の流刑地』のほか、『孤舟』『天上紅蓮』『愛ふたたび』など多数の著書がある。

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