橋の上の「殺意」 <畠山鈴香はどう裁かれたか>

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橋の上の「殺意」 <畠山鈴香はどう裁かれたか>

ハシノウエノサツイハタケヤマスズカハドウサバカレタカ

講談社文庫

二〇〇六年秋田で、二人の児童の遺体が見つかった。逮捕されたのは、亡くなった女児の母でシングルマザーの畠山鈴香。しかし彼女に「殺意」はあったのか? 著者は、悲惨な生い立ちと裁判の杜撰さを追い、検察の強引な死刑求刑とも、弁護側とも異なる、独自の「真相」を提示する。各紙誌絶賛のルポルタージュ!


33歳のシングルマザーに「殺意」はあったのか?
極悪非道と罵られ、死刑を求める大合唱の中、著者の丹念な取材で浮かんできたのは、まったく別の人物像だった!

2006年秋田で、二人の児童の遺体が見つかった。逮捕されたのは、亡くなった女児の母でシングルマザーの畠山鈴香(はたけやますずか)。しかし彼女に「殺意」はあったのか? 著者は、悲惨な生い立ちと裁判の杜撰(ずさん)さを追い、検察の強引な死刑求刑とも、弁護側とも異なる、独自の「真相」を提示する。各紙誌絶賛のルポルタージュ!

これは、哀れな「魔女」の裁判にかかわる記録である。
「畠山鈴香」は、わたしであったかもしれない。

※本書は2009年6月、平凡社より刊行された単行本に加筆訂正したものです。


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目次

まえがき
第一章 蒼ざめた町
第二章 渦巻く疑惑
第三章 犯行への長い導火線
第四章 秋田地裁第一号法廷
第五章 ふたつの鈴香像
第六章 空転する論告求刑、そして判決
第七章 遺された者の苦悩
第八章 病んだ心を裁けるか
あとがき
文庫版あとがき
畠山鈴香被告の略歴と事件・裁判の経緯

書誌情報

紙版

発売日

2013年08月09日

ISBN

9784062776141

判型

A6

価格

定価:869円(本体790円)

ページ数

416ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2016年05月13日

JDCN

0627761400100011000J

初出

2009年6月、平凡社より刊行された単行本に加筆訂正したもの。

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