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ジークフリートの剣
ジークフリートノツルギ
- 著: 深水 黎一郎

世界的テノールである藤枝和行が念願のジークフリート役を射止めた矢先、婚約者・有希子は老婆の予言どおりに列車事故で命を落とす。ジークフリート同様に“恐れを知らず”生きてきた和之だが、愛する人を喪った悲しみのあまり、遺骨を抱いて歌うことを決意した。そして和行の前に現れた美女──。“舞台”は謎とともに華麗に展開していく。
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目次
前奏曲
第一章 ラインの黄金
第二章 ワルキューレ
第三章 ジークフリート
第四章 ただ恐れを知らぬ者だけが
第五章 神々の黄昏
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2013年10月16日
ISBN
9784062776653
判型
A6
価格
定価:913円(本体830円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2013年11月08日
JDCN
0627766500100011000R
初出
2010年9月に講談社より刊行されたものに、改稿を加えた。
著者紹介
深水 黎一郎(ふかみ れいいちろう、1963年 - )は日本の小説家。山形県生まれ。慶應義塾大学文学部卒、同大学院後期博士課程単位取得退学(仏文学専攻)。在学中に仏政府給費留学生としてフランスに留学。ブルゴーニュ大学修士号、パリ大学DEA。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。2011年 「人間の尊厳と八〇〇メートル」で第64回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。他の著書に『エコール・ド・パリ殺人事件』がある。