花筏 谷崎潤一郎・松子 たゆたう記

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花筏 谷崎潤一郎・松子 たゆたう記

ハナイカダタニザキジュンイチロウマツコタユタウキ

講談社文庫

文豪・谷崎潤一郎に愛され、当時世間の羨望の的になった、妻・松子。「春琴抄」や「細雪」のモデルにもなった彼女は、谷崎の理想の女性であり続けようとした。その生涯は、本当に幸せだったのだろうか?愛と芸術の狭間の煩悩を鋭く描く、恋愛小説。


文豪・谷崎潤一郎に愛され、当時世間の羨望の的になった、妻・松子。「春琴抄」や「細雪」のモデルにもなった彼女は、谷崎の理想の女性であり続けようとした。
その生涯は、本当に幸せだったのだろうか?
愛と芸術の狭間の煩悩を鋭く描く、恋愛小説。


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目次

一章 美少女
二章 御寮人さん
三章 仮衣
四章 相聞歌
五章 隠れ里
六章 内縁の妻
七章 縺るる糸
八章 戦雲
九章 谷崎夫人
十章 落陽
十一章 寂
あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2014年12月12日

ISBN

9784062779913

判型

A6

価格

定価:935円(本体850円)

ページ数

416ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2015年01月09日

JDCN

0627799100100011000R

初出

2008年11月に、小社より単行本として刊行されたものを加筆修正しました。

著者紹介

著: 鳥越 碧(トリゴエ ミドリ)

1944年、福岡県北九州市生まれ。 同志社女子大学英文科卒業。商社勤務ののち、90年、尾形光琳の生涯を描いた「雁金屋草紙」で第一回時代小説大賞を受賞。 主な作品に、「あがの夕話」「後朝」「萌がさね」「想ひ草」「蔦かづら」「一葉」「漱石の妻」などがある。 また、近著の「兄いもうと」では、妹・律の視点から正岡子規の壮絶な生涯を描き切り、子規の解釈にも一石を投じた。

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