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多重人格者 あの人の二面性は病気か、ただの性格か
タジュウジンカクシャ
- 監: 岡野 憲一郎

心の中に住む別人。本当の自分は誰なのか? 多重人格者が生じる原因の多くは幼児期の虐待だが、日本では母子関係による極度のストレスも注目されている。驚くべき発症過程とその症状をイラストで徹底解説。
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目次
第1章 心の中にはいつも「別の自分」がいる
別の自分/誰でも「内なる声」を聞いている
多面的な行動/自宅と外出先でふるまい方が違う
多面的な行動/妄想や幻聴を周囲にうったえる
本人の気持ち/周囲とよく衝突して悩んでいる人も
第2章 自分が分裂すると、多重人格に
発症の流れ/発端は虐待や叱責、いじめなど
多重人格者の行動/年齢・性別にそぐわない話し方
多重人格者の行動/記憶が部分的になくなってしまう
本人の気持ち/演技で人をだまそうとはしていない
第3章 主な原因はトラウマやストレス
原因/原因は複雑で、診断もつけにくい
海外では/背景に虐待経験をもつ人が多い
日本では/人間関係のストレスが関わっている
家族の気持ち/自分のせいだと考えてしまいがち
周囲の気持ち/本人の行動に戸惑い、心配している
第4章 多重人格は心のネットワークが断絶した状態
心とは/表面に出たことだけが「意識」になる
心の多重性/アイデンティティは存在しない?
多重人格とは/「内なる声」が聞こえなくなる
第5章 診断名は「解離性同一性障害」
病名/「多重人格」はつかわれなくなっている
関連症状/類似症状は、ほかの病気でもみられる
治療法/精神療法と薬物療法を組み合わせる
書誌情報
紙版
発売日
2009年03月01日
ISBN
9784062789585
判型
B20取
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
100ページ
シリーズ
こころライブラリーイラスト版