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病気にならない「腸」能力の引き出し方
ビョウキニナラナイチョウノウリョクノヒキダシカタ
- 著: 松田 保秀

腸の働きというと、消化吸収以外の機能については、よく知られていませんでした。しかし最近になり、実は腸は偉大な臓器だということがわかってきました。ときには独立して判断、行動し腸自身を守ることもあれば、ときには脳と連動して免疫力を発揮したりと、素晴らしい「腸」能力を持っているのです。※本作品は2003年12月、小社より刊行された『腸を休ませると免疫力がアップする』を改題、再編集し、文庫化したものです。
消化・吸収機能だけでなく細菌・ウイルス・がんも撃退!
腸は「もうひとつの脳」!! 免疫力のカギは「腸」!
腸の働きというと、消化・吸収など機能的な面ばかりが強調され、それ以外の機能については、よく知られていませんでした。でも最近になり、実は腸は偉大な臓器だということがわかってきたのです。ときには独立して判断、行動し腸自身を守ることもあれば、ときには脳と連動して免疫力を発揮したりと、素晴らしい「腸」能力を持っているのです。これから新しい腸との付き合いを始めましょう。健康で快適な毎日のカギはそこにあるのです。
※本作品は2003年12月、小社より刊行された『腸を休ませると免疫力がアップする』を再編集し、文庫化したものです。
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目次
第1章 腸が持つ不思議な「腸」能力
・年をとると「顔つき」が変わるように「腸つき」も変わる
・小腸は自分のかたちを知っている
・小腸はたとえ50センチの長さになっても仕事ができる
・小腸は胃、大腸の代役もこなしてしまう
他
第2章 病気にならないカギは「腸」能力が握っている
・体の中で最大の免疫組織が小腸にある
・体に入った異物を退治する3つの方法
・腸のリンパ組織には体の防衛隊員がいっぱい
・免疫のバランスがよい状態を示す指標
他
第3章 日本人の腸を痛めつける脂肪のとり過ぎとストレス
・S状結腸が短くなってきた日本の若者
・やわらかかった日本人の大腸が硬く変化してきた
・腸の変化を招いた脂肪のとり過ぎ、食物繊維の不足
・体が外の世界と接する最大の場所は皮膚ではなく腸
他
第4章 激増する「腸の病気」は腸からの警告だ
1──なかなか診断されにくい過敏性腸症候群
・胃腸の不調を訴える人の7割は過敏性腸症候群
・過敏な腸はストレスに対する過剰反応
・胃腸の不調が1週間以上続くときは要注意
・腸が映す心の悩み
他
2──大腸がんが、がんの死亡原因の1位になる?
・大腸がんは転移しないタチのよいがんが多い
・ポリープからできるがんとポリープなしでできるがん
・症状で、がんが大腸のどこにできたかがわかる
・お年寄りの便秘、食べているのにやせてくるときは要注意
他
3──まだあまり知られていない腸の病気が日本人に増えている
・20年前は稀だったクローン病が急激に増えている
・口から肛門までの粘膜に炎症が起こる
・クローン病は若者に発症する病気
・ストレスを感じる状況で悪化する
他
第5章 「腸」能力を高める食事、腸を元気にする生活
・睡眠が腸の免疫力を左右する
・「夜更かし国」で増える腸の不調を訴える人
・腸は過保護にすると弱くなる
・期待できるプロバイオティックス(害にならない微生物を含んだ製剤)とプレバイオティックス(消化されにくい食物成分)
他
おわりに
■参考文献
書誌情報
紙版
発売日
2006年08月24日
ISBN
9784062810494
判型
A6変型
価格
定価:713円(本体648円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α文庫
電子版
発売日
2014年02月14日
JDCN
0628104900100011000G
初出
『腸を休ませると免疫力がアップする』’03年12月に刊行されたものを再編集し、文庫化。