「人民中国」の終焉 共産党を呑みこむ「新富人」の台頭

「人民中国」の終焉 共産党を呑みこむ「新富人」の台頭

ジンミンチュウゴクノシュウエンキョウサントウヲノミコムシンフジンノタイトウ

講談社+α文庫

共産党=「労働者、農民の党」はもはや幻想だ!
「富」が中国を動かし、揺るがしている!!
日本の格差は序の口だ!

改革・開放の中で莫大な財を成し、共産党指導部に接近、政策を左右するほどの「権力」すら手にした「新富人」による支配が始まった。深まりゆく中国社会の「断裂」。搾取や不平等がない「人民中国」はもはや幻想だ。今なお洞窟住居に住むことを強いられ極貧にあえぐ地方の村から、億単位の農民が、摩天楼の立ち並ぶ大都市になだれ込む。貧富の差、政治腐敗への不満。政権に憚ることなく、利害を剥き出しにした戦いがこの国を揺るがす。

※本書は、2004年に小社から刊行された『中国「新富人」支配――呑みこまれる共産党国家』を、一部訂正、補章を加筆のうえ、改題し文庫化したものです。


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書誌情報

紙版

発売日

2006年11月22日

ISBN

9784062810678

判型

A6変型

価格

定価:922円(本体838円)

通巻番号

ページ数

384ページ

シリーズ

講談社+α文庫

初出

’04年に小社から刊行された『中国「新富人」支配ー呑みこまれる共産党国家』を一部訂正、補章を加筆のうえ、改題し文庫化。

著者紹介