裁判員制度はいらない

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裁判員制度はいらない

サイバンインセイドハイラナイ

講談社+α文庫

2009年5月に始まるとされる裁判員制度。80%以上の人々が反対している現実、憲法違反の司法改悪、裁判所に強制連行される裁判員、人権を無視されて死刑台や刑務所に送られる被告人、陪審とは似ても似つかぬ欺瞞だらけの裁判員制度。テレビや新聞が報道しない実相と政府・最高裁のおぞましい思惑に鋭く迫る。最前線で闘う弁護士の渾身のメッセージ!


まだ間に合う!裁判員制度はぶっつぶせる! 09年より施行される世紀の悪法、裁判員法。その欺瞞と、施行に隠された政府、法曹界の恐ろしい思惑とシナリオに迫る。裁判員制度は国民生活を脅かす悪法だ!


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目次

プロローグ 裁判員法は廃止せよ
第一章 裁判員法への猛反発
人気テレビ番組で総スカン
七割が「やりたくない」
ラッキョウか裁判か
誘導しても過半数が「NO!」
「裁判員制度反対」の大津波
辞退禁止がつまずきの石に
知れば知るほど拒否が増え
第二章 憲法違反の司法改悪だ
拙速な採決は弊害
廃案を要求する
半強制動員は暴挙
政府案は修正されるべき
憲法論を含む慎重な検討が必要
裁判員制度は「違憲のデパート」
官僚統制の劇的強化
義務とお飾りと人権侵害と
七対六
第三章 納得できる説明がない
模擬裁判をやってみたら
避けがたい玄人と素人の関係
量刑の判断ができない
もう絶対にやりたくない
法曹三者の要人は何と答えたか
「やさしいですよ」と難しく言う
「市民の権利」を言い募る非市民
不人気覚悟でいこう
この際「耐震偽装」も
第四章 陪審制とはまるきり違う
被告人のための制度ではない
わが陪審法の精神
もともと陪審反対の最高裁
陪審制推進論者の変節
日弁連映画『裁判員』のまやかし
処罰されるのがいやなら処罰しろ
陪審なら良いか
O・J・シンプソンの裁判
マイケル・ジャクソンの裁判
アメリカの陪審は教える
第五章 また赤紙で召集される
義務また義務
私の視点、感覚、言葉で断る
メディアの責任
質問という名の思想調査
守秘、守秘、守秘
処罰そして処罰
第六章 人権と民主主義が崩壊する
わたくし事はもう止さう
法律家の意識を変えよ
弁護士が「公」を考え始めるとき
裁判員制度の源流
クォ・ヴァディス そしてあなたは
第七章 裁判員制度廃止の先に
制度は断末魔の姿をさらす
迷走と混乱の裁判所風景
裁判員制度廃止の運動が進む
人を裁くことを強要する社会
廃止や延期の大義は

書誌情報

紙版

発売日

2009年02月21日

ISBN

9784062812641

判型

A6変型

価格

定価:817円(本体743円)

通巻番号

ページ数

304ページ

シリーズ

講談社+α文庫

電子版

発売日

2012年10月05日

JDCN

0628126400100011000Y

初出

2006年9月、講談社より刊行された「裁判員制度はいらない」を加筆・再修正した。

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