粋な日本語はカネに勝る!

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粋な日本語はカネに勝る!

イキナニホンゴハカネニマサル

講談社+α文庫

落語の世界や江戸しぐさの粋な言葉や行動基準を身につけ、カネの有無や「勝ち組」「負け組」という言葉に左右されない自己を確立する! 人気落語家が書く、カネがなくても人生を楽しく、かっこよく生きる知恵! ※本書は平成20年4月に小社より刊行された『新・大人の粋』を文庫化にあたり改題、加筆、修正したものです。


江戸時代から昭和にかけて、日本人は「粋か野暮か」で人を判断し、カネ持ちでも垢抜けない行動をすれば容赦なく批判した。
現代では格差が広がり、「粋」という言葉が死語になりつつある。
しかしそんな今だからこそ、落語の世界や江戸しぐさの粋な言葉や行動基準を身につけ、カネの有無や「勝ち組」「負け組」という言葉に左右されない自己を確立すべきである。
人気落語家が書く、カネがなくても人生を楽しく、かっこよく生きる知恵!


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目次

文庫版まえがき
第1章 粋か、野暮か
野暮用
様子がいい
おきゃん
お中元
楽屋の粋な客
おつきあいを前提に……
手打ち式
お富さん
おしも
折れ口
粋なボクサー
これでよしなに
お安くないね
遊び上手
着物の粋
お悔やみ
焼香は三回?
香典の相場
墓碑銘
オウム返し
鰹を辛子で
行動する青年
小股の切れ上がった
吟行
冷えもん
イナセ
誰だっけ?
第2章 酒席は「こなから」で引き上げる
おあいそ
こなから
嫌われる客
プロは口が固い
謝罪のプロ
とりあえずビール
鍋三羽烏
野暮を極める
鉄管ビール
一見さん
お馴染みさん
手締め
第3章 江戸の粋に学ぶ
江戸しぐさ
親呼んでこい
下らねえ
うかつあやまり
お晩でした
お騒々しいこって
江戸わずらい
江戸前
お膝送り
裏を返す
タクシー
四文屋
第4章 判じものが分からない
春夏冬二升五合
恐れ入谷の……
有りの実
恋わずらい
ヌキで一杯
ホの字
妾って何?
キセル乗車
金属泥棒
前座と真打
二つ目貧乏
あごあしまくら
ギャンブル入門
七つ屋
土左衛門
天が許しません
第5章 立川談志、落語界の教え
ヨイショ上手(1)
ヨイショ上手(2)
赤ちゃんは女の子
蕎麦屋の作法
お年玉
食ってから尋け
志ん朝師匠の形見
付かず離れず
鳴かず飛ばず
受けた恩は後輩に
並寿司一人前
序列は難しい
鮨即是食
助六寿司
してはいけない話
小間物屋
一服してください
了見する
向こう三軒両隣り
言い訳無用
長屋の相談
桜と落語
祝儀袋
第6章 落語家殺すにゃ刃物はいらぬ
旅館のチップ
着メロ着信
シチとナナ
ホリモノ
ごちそうさま
……と思います
らしく ぶらず
電車内マナー
現金のありがたみ
無法自転車
客席のケータイ
マジとシャレ
師匠と弟子
稲荷寿司の不幸
ドジ棒
出戻りかバツイチか
謝罪ありき
いかず後家
文庫版あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2009年10月21日

ISBN

9784062813242

判型

A6変型

価格

定価:734円(本体667円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α文庫

電子版

発売日

2014年02月14日

JDCN

0628132400100011000X

初出

2008年4月に刊行された「新・大人の粋」(講談社)を文庫化にあたり、加筆・修正したもの。

著者紹介

著: 立川 談四楼(タテカワ ダンシロウ)

(たてかわ・だんしろう) 1951年、群馬県に生まれる。落語家。高校卒業後、立川談志に入門。古典本格派の実績があり、創作文芸落語のパイオニアとしても活躍。テレビ、ラジオの出演、講演のほか、新聞、雑誌に連載エッセイやコラムを書き続けている。特に「修業」や「日本語」に関する講演は、学校、企業、団体からの依頼が多い。小説には『シャレのち曇り』『師匠!』(以上、ランダムハウス講談社文庫)、『ファイティング寿限無』(ちくま文庫)、『一回こっくり』(新潮社)、『石油ポンプの女』(新潮文庫)、エッセイ集には『どうせ曲った人生さ』(毎日新聞社)、『寿限無のささやき』(暮しの手帖社)、『煮ても焼いてもうまい人』(エイ文庫)、『声に出して笑える日本語』『もっと声に出して笑える日本語』(以上、光文社知恵の森文庫)、漫画『山遊亭海彦』(講談社)の原作のほか、書評集『大書評芸』(ポプラ社)など多数がある。

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