新装版 君について行こう (上) -女房は宇宙をめざす

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新装版 君について行こう (上) -女房は宇宙をめざす

シンソウバンキミニツイテイコウニョウボウハウチュウヲメザス

講談社+α文庫

この本がきっかけとなって『宇宙兄弟』が生まれました。――小山宙哉

恋女房が宇宙飛行士になった! 「自分の夢を叶えることに懸命になっていたら、亭主のことなんか忘れちゃったの」なんて女房に言われても、「オレはへっちゃらさ」と夫はやせ我慢。別居結婚もいとわず、厳しい飛行訓練にがんばる妻を見守り、応援しながらもちょっぴり切ない心の内をポロリ。巻末に書き下ろしエッセイ「私と『宇宙兄弟』 その1」を収録。

結婚前、私たち2人は親友同士だった。男女を問わず、私の1番の親友は内藤千秋だったのだ。1番の親友が女なら、そんじゃ結婚するしかないな、という感じで結婚を決めたのだ。
そして、結婚を決めた時点で、結婚相手の妙な“みなし児一人旅”性格に気づいていた私は、諦めたのだ。
こんな妙な女とにらめっこをしてしまったのも、偶然ご近所さんになってしまったのも、親友になってしまったのも、みんなオレの運命なんだ、と。――<本文より>


書誌情報

紙版

発売日

2010年09月22日

ISBN

9784062813884

判型

A6変型

価格

定価:755円(本体686円)

通巻番号

ページ数

292ページ

シリーズ

講談社+α文庫

初出

1998年7月、小社より刊行された+α文庫「君について行こう(上)」の新装版。

著者紹介

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