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楽屋顔-噺家・彦いちが撮った、高座の裏側-
ガクヤガオハナシカヒコイチガトッタコウザノウラガワ
- 著: 林家 彦いち

寄席ってどんなところだろう? --その秘密が知りたくて、つい入門してしまった林家彦いちが、新人の頃、見聞きして驚いたこと、発見の瞬間を激写し、綴った写真エッセイ集。文庫版書き下ろしで、今は亡き、あの師匠との涙の思い出話や、真打になって寄席でトリを務めてから知ったルールなど、泣けて笑える珠玉作も掲載。ほっこり楽しい日本の誇るべき文化、「寄席」の世界が、この1冊に凝縮!
人気落語家・林家彦いちが、前座時代から撮り続けた、楽屋での発見や驚きの数々。
芸人が舞台へ向かう直前の顔、弟子の高座を見守る師匠の顔、「間違えちゃった!」ときの顔、楽屋入りの顔……。噺家だから撮れた貴重な楽屋顔や、
噺家だから書ける、楽屋の意外なルールまで。
日常生活のささやかな<疑問>を語らせたら天下一品! 縦横無尽な「マクラ」でお客様を湧かせる彦いちの視点に、新作落語を生みだす構成力&文章力がミックス! 見て楽しい、読んで面白い、写真とエッセイの豪華コラボ文庫の登場です。
- 前巻
- 次巻
目次
はじめに 寄席との遭遇
楽写 -彦いち 楽屋写真館
楽屋な日々
「楽屋」は楽しい部屋か?
前座限界ライン
「その座布団に座ってはいけない」
楽屋大図解
仕事師
ある落語会の形
桜の樹の下で
あとがき そして今日の彦いちは
忘れられない穴
見えないルーティン
おまけの一席 東京近郊寄席のおはなし
書誌情報
紙版
発売日
2011年12月21日
ISBN
9784062814553
判型
A6変型
価格
定価:734円(本体667円)
通巻番号
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社+α文庫
初出
2004年11月に小学館より刊行された「楽写」を、文庫化にあたり改題、加筆、修正したもの。
著者紹介
1969年7月3日、鹿児島県生まれ。1989年国士舘大学文学部中退後、林家木久扇(初代木久蔵)門下へ入門。前座名「きく兵衛」。初高座は1990年で演目は「寿限無」。 1993年に二つ目に昇進し、現在の「彦いち」へ改名。2000年、NHK新人演芸コンクール大賞受賞。2002年に真打昇進。2004年、第九回林家彦六賞受賞。 古典落語の枠におさまらず、新作落語を数多く手がける傍ら、海外での落語会にも精力的に参加。また2003年に立ち上げたSWA(創作話芸アソシエーション)では、2011年12月の解散ツアーまで、背番号「1」として活動。 寄席や落語会のほか、現在、TV、ラジオ、雑誌などでも活動を展開中。趣味はカヌーやキャンプなどアウトドア全般、カメラ、極真空手。格闘技好きが嵩じ、肉体派落語家として、高座や楽屋で異彩を放つ。