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ひどい捜査 検察が会社を踏み潰した
ヒドイソウサケンサツガカイシャヲフミツブシタ
- 著: 石塚 健司

社長が手塩にかけて育てた、その小さな会社を、検察は平然と葬り去った。最も残酷かつ巧妙な方法で……。会社立て直しのため命を削って働く経営者たち。中小企業の7割が粉飾に手を染める実態を直視しない検事たち。東京地検特捜部のあまりに卑劣な捜査を暴く!
特捜の実像を暴く! 社長が手塩にかけて育てた、その小さな会社を、検察は平然と葬り去った。最も残酷かつ巧妙な方法で……。
特捜部の独自捜査班解体の日が迫った最後の夏、同班の検事たちは、ある平凡な中小企業社長と経営コンサルタントに捜査の照準を合わせた。二人三脚で会社再建に取り組んでいた男たちがなぜ、特捜の血祭りに上げられたのか。丹念な取材で浮かび上がった特捜の恐るべき「勘違い」と「欺瞞」。筋書きに合わせるため強引に事実をねじ曲げた捜査テクニック。取り調べの可視化を骨抜きにした現場の実態。特捜の正義とは誰のためのものだったのか――。
会社立て直しのため命を削って働く経営者たち。
中小企業の7割が粉飾に手を染める実態を直視しない検事たち。
東京地検特捜部のあまりに卑劣な捜査を暴く、傑作ノンフィクション!
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目次
序章 夏
第一章 軌跡
第二章 強制捜査
第三章 逮捕
終章 冬
あとがき
それから~文庫版によせて~
書誌情報
紙版
発売日
2016年07月21日
ISBN
9784062816786
判型
A6
価格
定価:858円(本体780円)
通巻番号
ページ数
384ページ
シリーズ
講談社+α文庫
電子版
発売日
2016年07月29日
JDCN
0628167800100011000Y
初出
本書は、2012年9月に小社より『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』として刊行されました。
著者紹介
石塚健司(いしづか・けんじ) 産経新聞社記者。1961年茨城県生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、産経新聞社入社。司法記者クラブキャップ、社会部次長などを経て、現在は社会部編集委員。著書に『特捜崩壊』(講談社文庫)がある。