
米朝開戦 そのとき、日本はどうなる!?
ベイチョウカイセンソノトキニホンハドウナル
- 著: 須川 清司
国際情報のプロが圧倒的ディテールで描く、日本の眼前にある危機――。
日本の外交に、「主権国家としての本源的な力」を取り戻すためになすべきこと――。
●国益の極大化を目的とした「利害得失計算」をせよ。
●自衛隊を派遣するなら、「アメリカに高く売る」発想を持て。
●「アメリカについていくのが国益」を疑え。
●情報は「ギブ&テイク」。他国に提供しうる「質の高い」情報を持て。
●「日本の利害」を第一に考えて行動し、たとえ同盟国でも利用すべきは利用せよ。
●アメリカの動向を調べ尽くして、「追従外交」から脱却せよ。
●外交をマルチ化し、ときには中国や韓国、ロシアともタッグを組め。
人間の身体に喩えれば、軍事は手足であり、国家戦略や構想力を含む広義の外交が頭脳である。憲法9条という手かせ足かせをはずしても、肝腎の頭が悪ければ、自ら傷つくか、他人のいいように使われるか、――いずれにしてもろくな事態は待っていない。手足を鍛えるなら、頭(=「戦略的な思考力」)も鍛錬しなければ危ういだけだ。日本外交にとって最も必要なことは、「戦略的な思考力」を身につけることである。――<本文より>
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書誌情報
紙版
発売日
2007年01月24日
ISBN
9784062820417
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
256ページ