ふゆの ゆうがた

マイページに作品情報をお届け!

ふゆの ゆうがた

フユノユウガタ

講談社の絵本

ある冬の日の夕方。お留守番をしている女の子は、くもった窓にお月様の絵を描いていました。するとそのお月様の絵の中に、お母さんの姿が小さく見えて……! 詩と絵がとけあう絵本。

・訳/谷川俊太郎さんからのメッセージ
ぼくはひとりっ子のお母さん子で、お母さんのかえりがおそいと、ひとりでしくしく泣いているような子でしたから、このえほんに出てくる女の子の気もちはよくわかります。
みちのむこうからこっちへあるいてくるお母さんをみつけて、この子はわくわくしてるんです。ふゆのゆうがたって、なんだかこころぼそいんですよね。ゆきがふっていたりするとよけいね。そとはさむい、でもうちの中はあったかい。だからがらすまどがくもっています。ひとりはさむい、でもお母さんはあったかい。だからこころの中がふゆなのになつになります。そしていつのまにか、ゆきはほしになって、きらきらかがやいています。くるまがいっぱいはしっている大きなまちなのに、このえほんの中はしずかです。

【対象年齢:4歳から 家族/冬の絵本】


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2009年12月18日

ISBN

9784062830409

判型

A4変型

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

28ページ

シリーズ

講談社の翻訳絵本

著者紹介