この あかい えほんを ひらいたら

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この あかい えほんを ひらいたら

コノアカイエホンヲヒライタラ

講談社の絵本

さあ、このすてきな赤い絵本を
ひらいてみて。
つぎのページも、
さらに、つぎのページも……。
あなたはふしぎな世界に
いることに気づくはず。
そして、頭がこんがらかっていることにも!?

絵を担当したスージー・リーは「なみ」「かげ」(とも講談社刊)などで、高い評価を得ている人気絵本作家です。この絵本は、本書でデビューした作者ジェシー・クラウスマイヤーと創造力を結集して作り上げたもので、スージーの絵の魅力もおおいに楽しめる楽しい作品に仕上がっています。表現されているのは、絵本の持つ力。
幼い読者が楽しめるだけでなく、想像力をも刺激される、知的なエッセンスにあふれています。子どもたちは、大人に読んでもらいながら、頭の中がこんがらかっていくのを楽しむでしょう。
そしていっしょに読む大人も、なんどもなんども読み返したくなる絵本です。
ページがセンターに向かってどんどん小さくなっていくのが、おはなしの内容とあいまって、立体的な表現となり、文字通り絵本を”体験”していることを実感できます。


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2012年12月21日

ISBN

9784062830645

判型

A4変型

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

36ページ

シリーズ

講談社の翻訳絵本

著者紹介

文: ジェシー・クラウスマイヤー(ジェシー・クラウスマイヤー)

ウィスコンシン州マディソンに生まれ育つ。ものごころついた頃からよく本を読む子どもだった。ウィスコンシン大学マディソン校でフランス文学を学んだのち、ロサンゼルスのニッケルオデオン アニメーション スタジオに勤務。その後ニューヨークに移り、現在は編集者として児童書の出版に携わっている。本書がデビュー作となる。

絵: スージー・リー(スージー・リー)

韓国ソウル生まれ。芸術家、イラストレーター。ソウル大学卒業後、ロンドン芸術大学のキャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ(Camberwell College of Arts)で修士号を取得。絵だけで、ざわめきや光、ぬくもりまでを感じさせる彼女の絵本作品は、世界的に高い評価を得ている。 既刊“WAVE”(日本語版『なみ』)は、ニューヨーク・タイムズ紙の2008年のBest Illustrated Children's booksに、"SHADOW"(日本語版『かげ』。ともに小社刊)はニューヨークタイムズ紙Best Illustrated Book、アメリカ図書館協会Notable Children’s Bookに選定された。

訳: 石津 ちひろ(イシヅ チヒロ)

1953年、愛媛県に生まれる。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家に。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)で1999年にボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で2001年に日本絵本賞を受賞。絵本に『南の島で』(偕成社)、『サーカスのしろいうま』(小学館)、詩集に『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)、翻訳に「リサとガスパール」シリーズ(ブロンズ新社)、『おしゃべりねこの グリグリグロシャ』(講談社)などがある。

製品関連情報

  • お知らせ

    スージー・リーさんが2022年国際アンデルセン賞 画家賞を受賞されました!(2022.3.21)