あるひ ぼくは かみさまと

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あるひ ぼくは かみさまと

アルヒボクハカミサマト

講談社の絵本

ある日、テオは森で「かみさま」に出会います。その神様は、変身できるし、水の上を歩ける。でも、オムレツを知らないし、泳げないし、木に登れないし……。そもそも神様って、どんな存在?
ベルギー出身のキティ・クローザーは、若手ながら2010年にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した実力派で、全世界的に注目されている作家のひとり。自作絵本の最新作である本書は、“神様”との出会いを描いた話題作。“死神“を採りあげた『ちいさな死神くん』(講談社)とともに、見えざる存在をユニークな想像力で描き出した、読み手にさまざまな考えを喚起させる一冊です。
タイトル文字は、同じリンドグレーン記念文学賞を受賞した日本を代表する絵本作家・イラストレーターの荒井良二さんによるものです。


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書誌情報

紙版

発売日

2013年05月21日

ISBN

9784062830669

判型

B5変型

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

44ページ

シリーズ

講談社の翻訳絵本

著者紹介

作: キティ・クローザー(キティ・クローザー)

1970年、ベルギーのブリュッセル生まれ。スウェーデン人の母と英国人の父をもち、スカンジナビア圏と英語圏の児童文学に魅了されて育つ。耳が不自由だったため、小さいころから絵やサイン、合図、身振り、ものの裏にかくされた意味に惹きつけられていたという。ブリュッセルのサン・リュックインスティテュートでグラフィックアートを学び、1994年『Mon royaume』でデビュー。以来、多くの作品を刊行し、装画も手がける。2003年に『こわがりのかえるぼうや』(徳間書店)、2005年に『ちいさな死神くん』(講談社)でオランダで最も美しい子どもの本に送られる賞のひとつ、銀の絵筆賞をそれぞれ受賞。2006年には文化庁による児童文学賞のグランプリに輝く。2009年にはモントルイユのブックフェアにて『Annie du lac』がバオバブ賞受賞。2010年、これまでの作品と業績をたたえ、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。テオドールとエリアスというふたりの息子の母でもある。

訳: ふしみ みさを(フシミ ミサヲ)

1970年、埼玉県生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て、英語・フランス語の翻訳家に。ユーモアたっぷりのとぼけた絵本を訳すのが好き。翻訳絵本に「せんをたどって」シリーズ(ローラ・ユンクヴィスト作 講談社)、『うんちっち』(ステファニー・ブレイク作 あすなろ書房)『あかがいちばん』(キャシー・スティンスン作 ロビン・ベアード・ルイス絵 ほるぷ出版)『どうぶつにふくをきせてはいけません』(ジュディ・バレット作 ロン・バレット絵 朔北社)『えのはなし』(ポール・コックス作 青山出版社)『トトシュとキンギョとまほうのじゅもん』(カタリーナ・ヴァルクス作 クレヨンハウス)『トラのじゅうたんになりたかったトラ』(ジェラルド・ローズ作 岩波書店)、翻訳小説に「トビー・ロルネス」シリーズ(ティモテ・ド・フォンベル作 岩崎書店)などがある。