夜明けの落語

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夜明けの落語

ヨアケノラクゴ

第52回講談社児童文学新人賞で、選考委員はやみねかおる先生の絶賛を受け、佳作を受賞した19歳の現役大学生、みうらかれんさんのデビュー作です。人前でしゃべるのが苦手で、「5分間スピーチ」の順番がまわってくるのが怖くてしかたがない小学4年生の暁音(あかね)が、同級生の男子から落語を教えてもらい、少しずつ変わりはじめます。どこにでもいそうな小学生の成長を、ユーモラスに、感動的に描いたさわやかな作品です。


「何回読み返しても涙が出ました」――はやみねかおる
講談社児童文学新人賞佳作を受賞した、現役大学生のデビュー作!

 第52回講談社児童文学新人賞で佳作を受賞した19歳の現役大学生、みうらかれんさんのデビュー作です。
 主人公は小学4年生の暁音(あかね)。人前でしゃべるのが苦手で、クラスで「5分間スピーチ」をする順番がまわってくるのが怖くてしかたがない。暁音のスピーチの日、ちょっと変わり者の男子・三島が、機転をきかせて、かわりに落語を披露して暁音を助けてくれる。三島とふれあう中で、しだいに落語の楽しさを知った暁音は、次のスピーチの回で、「寿限無」を話すことを決心する――。
 どこにでもいそうな小学生の成長を、ユーモラスに、感動的に描いた作品です。
 イラストは大島妙子さんに、登場する子どもたちの表情を豊かに描いていただきました。
 新人賞の選考では、選考委員のはやみねかおる先生が特にこの作品を絶賛されました。はやみねかおるファンの読者にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

 ※小学4年生以上の漢字にルビ付き


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書誌情報

紙版

発売日

2012年05月23日

ISBN

9784062832236

判型

A5変型

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

234ページ

シリーズ

文学の扉

著者紹介

著: みうら かれん(ミウラ カレン)

1993年1月11日生まれ。19歳。兵庫県芦屋市在住。兵庫県立神戸高等学校卒業後、2011年、大阪芸術大学文芸学科に入学。現在、在学中。同年、「夜明けの落語」で第52回講談社児童文学新人賞佳作を受賞(筆名は伊達水鏡(だて すいきょう))。

絵: 大島 妙子(オオシマ タエコ)

1959年、東京都に生まれる。出版社勤務を経て、1993年『たなかさんちのおひっこし』(あかね書房)で絵本作家デビュー。著書多数。