ネコをひろった リーナと ひろわなかった わたし

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ネコをひろった リーナと ひろわなかった わたし

ネコヲヒロッタリーナトヒロワナカッタワタシ

里菜子は小学校6年生。好きなピアノを続けるために音楽学校を受験するのか、それとも近所の公立中学へ進学するのか、まだ答えは出ない。
そんなとき、ピアノ教室の近くにある“バラの家”で、リーナという幼い女の子に出会う。リーナは、里菜子がかつてひろわなかった黒い捨て猫を飼っていた。
口論が増えた両親。自分の進路。不安におしつぶされそうになった里菜子は、ある夜、家をそっと抜け出して、バラの家を目指す。
不思議な体験を通して、里菜子は心の深いところにある“声”に耳をすます。そして選んだのは、自分でも思いもよらない答えだった――。


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書誌情報

紙版

発売日

2013年03月29日

ISBN

9784062832250

判型

四六

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

210ページ

シリーズ

文学の扉

著者紹介

著: とき ありえ(トキ アリエ)

1951年東京都に生まれる。編集者の父より多くの児童書をあたえられて育つ。ドイツ文学に傾倒し、上智大学独文科に入学。結婚して渡仏、パリ第3大学に学ぶ。帰国後、子どもの本を書きはじめ、1989年、『のぞみとぞぞみちゃん』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。以来、創作とともに英・仏の児童書の翻訳も多い。著書に『ココの森と夢のおはなし』『リンデ』など。