行ってきまぁす!

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行ってきまぁす!

イッテキマァス

子ども向けスタンプラリーイベントに挑戦する小学4年の3人が個性を生かして、初めての地下鉄に乗ったり、道に迷ったりと試行錯誤しながら成長してゆく。親から自立していく時期ならではの、わくわくしながらも不安な気持ちが生き生きと描かれ、毎朝の何気ない挨拶「行ってらっしゃい」「行ってきます」にはいろいろな思いがこめられているのだな、と改めて思い出させてくれるこころ温まるお話です。


子ども向けのスタンプラリーイベントに挑戦する小学4年の歩美と、陽太、佐伯田君の3人がそれぞれの個性を生かして、初めての地下鉄に乗ったり、道に迷ったりと試行錯誤しながらいろいろな発見をし、成長していきます。
途中でお母さんに報告していた計画と違うことをして、『ノルミル』禁止!を言い渡されたりもしますが、子どもだけで出かけることを許してくれるお母さんの意図を歩美が子どもなりに理解してまた「ノルミル」に元気に出かけていくことになります。
子どもが親から少しずつ自立する時期ならではの、わくわくしながらも不安な気持ちが生き生きと描かれています。そして、毎朝の何気ない挨拶「行ってらっしゃい」「行ってきます」にはいろいろな思いがこめられているのだな、と改めて思い出させてくれ、親離れしていく時期こそ、親子の信頼関係が大切だと気がつかせてくれる心温まるお話です。


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書誌情報

紙版

発売日

2013年07月12日

ISBN

9784062832267

判型

四六

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

210ページ

シリーズ

文学の扉

著者紹介

著: 升井 純子(マスイ ジュンコ)

升井純子 北海道札幌市在住。北海道教育大学卒業後、札幌市立大谷小学校に赴任、結婚を機に退職し、2005年より札幌福祉委保育専門学校の非常勤講師を務める。『爪の中の魚』が第一回ぶんけい創作児童文学賞の佳作を受賞。『空打ちブルース』で第51回講談社児童文学賞新人賞受賞作。日本児童文学者協会、まほうのえんぴつ、季節風会員。その他の作品に『シャインロード』(講談社)などがある。