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さっ太の黒い子馬
サッタノクロイコウマ
さっ太は、馬の飼育を生業とする小さな山里に住む、気のやさしい男の子。里では子どもが年ごろになると、里長さまから子馬を一頭もらうことができました。ところが、さっ太が大好きになった黒い子馬を、もうひとりの男の子もほしがります。そこで里長さまは、ふたりにある試練を与えました。ーー里のおとなたちに見守られ、「正しいこと、勇気があること」とはなにかを、いっしょうけんめい考える子どもたちの、ほっこり成長物語。
さっ太は、馬の飼育を生業とする小さな山里に住んでいる、気のやさしい男の子です。里では子どもが年ごろになると、里長さまから子馬を一頭もらうことができました。ところが、子馬えらびのお祭りでさっ太が大好きになった黒い子馬を、もうひとりの男の子もほしがります。そこで里長さまは、今年一番の黒い子馬にふさわしい童を選ぶために、ふたりに試練を与えました。西山にまつってある山神様のほこらへ行って、宝物を見つけてくること! ――里のおとなたちに見守られながら、「正しいこと、勇気があること」とはなにかを、いっしょうけんめい考える子どもたちの、ほっこり成長物語。
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目次
一 水笠(みかさ)の里の駒王祭(こまおうさい)
二 黒い子馬はだれのもの?
三 冒険のはじまり
四 森の悪虫(わるむし)
五 勇気はどこから
六 なにがあったの?
七 さいごの試練!
八 立派な童(わらし)たち
書誌情報
紙版
発売日
2016年06月09日
ISBN
9784062832380
判型
A5
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
218ページ
シリーズ
文学の扉
電子版
発売日
2016年07月22日
JDCN
0628323800100011000K
著者紹介
小俣麦穂(おまたむぎほ) 1977年長野県生まれ。日本デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業。その後、イラストレーターとして活動しながら、児童文学の著作活動を続けてきた。本作『さっ太の黒い子馬』は第56回講談社児童文学新人賞で佳作に入選。
ささめやゆき 1943年東京都生まれ。1985年ベルギー・ドメルフォフ国際版画コンクールで銀賞受賞。絵本『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞、『真幸くあらば』(講談社)で講談社出版文化賞、『あした うちに ねこが くるの』(講談社)で日本絵本賞を受賞。
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製品関連情報
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受賞作
『さっ太の黒い子馬』…2016年度JRA賞馬事文化賞受賞 (2017.01.10)
受賞日:2017.01.10