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飛ぶ教室
トブキョウシツニジュウイッセイキバンショウネンショウジョセカイブンガクカン
- 著: エーリッヒ・ケストナー ,
- 訳: 山口 四郎
学校の寄宿舎に暮らす生徒たちの正義と友情の物語
「彼らがおとなしいのは、ひとさわぎあった証拠だぞ。」少年たちの集団生活に、小さな事件はつきもの。
冒険、正義、愛情、涙と笑い――世界の名作にドキドキ、ワクワク
これは血も涙もある温かい物語です。そしておもしろさとユーモアのうちに、友情と正義と勇気のたいせつさを身にしみて教えてくれます。それもいかにもこの作者らしく、押しつけがましい形ではなしにです。なぜって、この作者はなにも道徳の先生ではないからです。ですから正義とはいっても、彼はただ、人間として卑しいことをするな、恥を知る人間であれ、といっているのです。ともあれ、これは少年文学の傑作であり、少年たちの理想主義に訴えるものを多分にもった作品です。
世界中で少年少女に愛されている文学作品は、21世紀の日本の子どもたちに、国際人として欠かせない教養をもたらします。楽しく読みながら世界各国の歴史や文化も学べる、興奮と感動の「世界文学全集」の決定版です。
<目次より>
第1章
校舎の壁を、窓から窓へわたる生徒
ダンスをならう少年たち
ものすごくおこるクラス一番の生徒
大きな白いつけひげ
『飛ぶ教室』の冒険について
詩もある舞台げいこと、思いがけぬけいこの中止
第2章
禁煙さんについてのくわしい話
書き取りのまちがい三つ
ウリーが弱虫病をおそれること
客車の中の作戦会議
フリドリンを斥候に出すこと
クロイツカムが襲撃されたわけと、五人のマラソン
(抜粋)
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書誌情報
紙版
発売日
2011年01月18日
ISBN
9784062835657
判型
四六
価格
定価:2,200円(本体2,000円)
ページ数
330ページ
シリーズ
21世紀版・少年少女世界文学館
初出
少年少女世界文学館 第15巻「飛ぶ教室」(1987年刊)をもとに、再編集した。
収録作品
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作品名初出
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作品名
「飛ぶ教室」と私
初出