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南の島のティオ
ミナミノシマノティオ

大きな大陸からずーっと遠くはなれた、小さい小さい南の島に住む少年ティオ。
「受け取る人がかならず訪ねてくるという不思議な絵ハガキをつくる絵ハガキやさん」など、ティオが島でであったちょっと不思議な出来事や、人々との出会いをさわやかに、美しくつむいだ物語です。いつかゼッタイにこんな島に行きたい、そして、不思議な島でのお話なんだけれども、その島はどこかに本当にあるのではないか?と思えるような気持ちにさせてくれる物語です。
池澤夏樹を青い鳥文庫で!
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目次
絵はがき屋さん
草色の空への水路
空いっぱいの大きな絵
十字路に埋めた宝物
昔、天を支えていた木
地球に引っぱられた男
帰りたくなかった二人
ホセさんの尋ね人
星が透けて見える大きな身体
エミリオの出発
あとがき、あるいはティオのあいさつ
作家から読者へのあとがき
書誌情報
紙版
発売日
2012年05月11日
ISBN
9784062852418
判型
新書
価格
定価:682円(本体620円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社青い鳥文庫
初出
1996年8月に文藝春秋より刊行された「南の島のティオ」(文春文庫)を元に、一部表記をひらがなにして全体にルビをふり、イラストをあらたにつけたもの。
著者紹介
著: 池澤 夏樹
池澤 夏樹(いけざわ なつき) 1945年7月7日北海道生まれ 小説家、詩人。翻訳、書評も手がける。現在は札幌市在住。 『スティル・ライフ』で中央公論新人賞(1987年)、芥川龍之介賞(1988年)を受賞。その他受賞暦多数。夕刊フジ連載の人気コラムをまとめた『池澤夏樹の世界文学リミックス』は2010年度朝日賞、第64回毎日出版文化賞をダブルで受賞。朝日新聞の「終わりと始まり」など、数多くのエッセイ・小説の連載を持つ。 *今作品『南の島のティオ』は第41回小学館文学賞を受賞
スカイエマ イラストレーター 多くの書籍のカバー・挿絵を手がける。 児童書から、文芸書と幅広いジャンルで活躍中。