予知夢がくる! 初恋 と踏切のひみつ

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予知夢がくる! 初恋 と踏切のひみつ

ヨチムガクルハツコイトフミキリノヒミツ

青い鳥文庫

 鈴木鈴(すずき・りん)は、私立・星柳学園の中等部1年生。引っ込み思案でおとなしい鈴には、意外な能力がある。予知夢を見ることができるのだ。
 カメラクラブの課題撮影のために訪れた踏切で、警報機が鳴りだしたとき、鈴の左足に激痛が走った。なぜか、その踏切で警報機が鳴るときだけ、左足が痛くなるのだ。鈴が予知夢を見るときには、必ず最初に「カーンカーンカーン」と踏切の警報機の音がする。その踏切と鈴には、なにか関係があるの? 撮影につきあってくれたクラスメイトを意識しはじめた鈴は、気がつくと心の中で、その男の子に相談している自分に気づき、初めての思いにとまどう。
 一方、困っている人や弱い立場の人に、正体を隠して贈り物を届ける「ボンビーキング」が、鈴の予知夢にあらわれた。予知夢に出てくるのは、鈴となにか関係がある人に限られていたはず。ボンビーキングと鈴の接点はどこに? 予知夢は、なにを伝えようとしているの?


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書誌情報

紙版

発売日

2014年09月12日

ISBN

9784062854429

判型

新書

価格

定価:682円(本体620円)

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社青い鳥文庫

著者紹介

著: 東 多江子(ヒガシ タエコ)

東 多江子(ひがし たえこ)  福岡県北九州市生まれ。同志社大学文学部卒。フリーライターを経て、NHK大阪局主催・ラジオドラマ懸賞募集にて最優秀賞受賞、以後脚本家となる。脚本作に、「夜のコーラス」(ラジオドラマ、芸術祭作品賞)、「ラヂオ」(ラジオドラマ、芸術祭選奨)、「ええにょぼ」(朝の連続テレビ小説)、「中学生日記」「虹色定期便」(ともに教育テレビ)、映画「仔犬ダンの物語」「17歳旅立ちのふたり」など多数。青い鳥文庫では「へこまし隊」シリーズのほかに、ノンフィクション『タロとジロ―南極で生きぬいた犬―』がある。

絵: Tiv(ティヴ)

Tiv(てぃぶ)  イラストレーター兼漫画家。漫画の作品に「ぼくラはミンナ生きテイル!」(一迅社)、「神様のメモ帳」(原作/杉井光 アスキー・メディアワークス)ほか。小説のさし絵も手がけている。児童書のさし絵は、本シリーズがはじめて。

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