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旅猫リポート
タビネコリポート

ぼくはオス猫のナナ。5年前にサトルに拾われ、幸せにくらしてきた。事情があってぼくを手放さなくてはならなくなったというサトルは、引き取り手をさがすため、銀色のワゴンに乗って旅に出る。サトルとぼく、ひとりと一匹が出会う、素敵な風景、なつかしい人々。そしてついにぼくらの最後の旅が始まる――。
書誌情報
紙版
発売日
2015年03月13日
ISBN
9784062854801
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社青い鳥文庫
初出
「週刊文春」2011.10/27号~2012.4/19号。この作品は『旅猫リポート』(文藝春秋刊/現在は講談社刊)の難読漢字をひらがなにして、全体にふりがなをつけたものです。さらに『絵本 旅猫リポート』(文藝春秋刊/現在は講談社刊)に収録されたイラストの一部を加えて編集いたしました。(ただし、表紙イラストは描き下ろしです。)
著者紹介
高知県生まれ。2004年、第10回電撃小説大賞<大賞>受賞作『塩の街』でデビュー。「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『県庁おもてなし課』『三匹のおっさん』『空飛ぶ広報室』『明日の子供たち』『キャロリング』など著書多数。コロボックル物語の作者・佐藤さとる氏からバトンを受け取り、2014年、『コロボックル絵物語』を刊行。映像化された作品も多く、幅広い世代から支持を集めている。また、2012年、キャラメルボックスのクリスマスツアー『キャロリング』の原案・原作ほか、俳優・阿部丈二氏と演劇ユニット<スカイロケット>を結成し、『旅猫リポート』『ヒア・カムズ・ザ・サン』の舞台化を自ら手がけるなど、演劇界へも挑戦の場を広げている。
兵庫県生まれ。1965年、佐藤さとる氏のコロボックル物語の挿絵でデビュー。コロボックルシリーズのすべての挿画・挿絵を担当。挿絵、絵本、装丁などさまざまな形でかかわった作品は800点以上におよぶ。『おばあさんのひこうき』(小学館絵画賞受賞)、『おおきなきがほしい』『きつね三吉』ほか作品多数。有川浩氏とコラボレートした作品に『絵本 旅猫リポート』『コロボックル絵物語』がある。