ユニコーンの乙女 地下通路と王宮の秘密

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ユニコーンの乙女 地下通路と王宮の秘密

ユニコーンノオトメチカツウロトオウキュウノヒミツ

青い鳥文庫

金色のユニコーン・ルッカと王家のグリフォン・ネロとともに、女王ロトを助け出したラーラは、王都に近いマイヤの町に逃げこんだ。
宿屋を訪ねると、おかみさんは「一人娘が病気なので、今日は泊めることができない。」という。ラーラたちが別の宿をさがそうとすると、そこにうす汚い医者があらわれ、「ユニコーンの角をけずったかけらを飲ませれば、どんな病気でもたちまち治る」と宿屋の主人にすすめた。ラーラは、その薬の臭いをかぎ、男がニセ医者であることを見抜いて追い出し、かわりに自分で看病をする。
宿屋に泊まった翌朝、外で見張りをしていたルッカがラーラに「地面の下から人声が聞こえた。」と話す。調べてみると、宿屋の裏手の森に地下通路の入り口があった。王族が王宮から脱出するために引かれたと思われる地下通路にラーラたちが入っていくと、鉄格子がはまった地下牢があり、そこには2人の親子が閉じ込められていた--。


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書誌情報

紙版

発売日

2015年05月13日

ISBN

9784062854887

判型

新書

価格

定価:682円(本体620円)

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社青い鳥文庫

著者紹介

作: 牧野 礼(マキノ アヤ)

作者/牧野礼 1983年、愛知県生まれ。小学生のころより小説を書きはじめる。南山大学人文学部日本文化学科卒業。在学中は王朝文学を専攻。第6回ジュニア冒険小説大賞を受賞した『滝まくらの君』(岩崎書店)で、2008年にデビュー。ほかの作品に『夢見の猫 風の犬宮』(くもん出版)がある。

絵: sime(シメ)

画家/sime 書籍イラストやカードゲームイラストを中心に活躍中。おもなイラストに「フェンネル大陸」シリーズ(講談社文庫)、「英国パラソル奇譚」シリーズ(ハヤカワ文庫)、「サエズリ図書館のワルツさん」(星海社)などがある。

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