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ぼくはすし屋の三代目 消えた巨大怪魚の謎
ボクハスシヤノサンダイメキエタキョダイカイギョノナゾ

●小学5年生西村航(わたる)の家は40年,以上続く老舗の寿司店「政ずし」。大海漁港にある「大海うまいもの市場」の中にあって、祖父と祖母、そして父の3人で営まれている人気店だ。航も将来三代目として家業を継ごうと、学校が休みの日にはお店を手伝うという修行中の身。日々、寿司を愛してやまない職人気質を肌で感じているが、「政ずし」の丁寧な仕事ぶりと食物への愛情を誇りに思っているのは、フードライターとして活躍中の母親としっかり者の姉も同じだった。ところが、その「政ずし」がピンチに見舞われる。同じ市場の中に別の寿司店がオープンすることになったのだ。しかもその店は大きな資本力をバックにしたチェーン店で、低料金で多くの客を呼び込みそうな気配なのである。いくら「政ずし」の味に自信があるとはいえ、少しは客足に影響が出るのではないかと西村家一同が心配していたところ、さらにショックな噂が流れ始める。そのチェーン店が出店する原因になったのは航にあるらしいというのだった……!
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書誌情報
紙版
発売日
2015年06月13日
ISBN
9784062854986
判型
新書
価格
定価:682円(本体620円)
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社青い鳥文庫
著者紹介
東京生まれ。『寿司屋の小太郎』(ポプラ社)で第13回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書『ゆうれい回転ずし』『ハッピィ・フレンズ』『ラッキィ・フレンズ アキラくんのひみつ』『寿司屋のかみさん うまいもの暦』『寿司屋のかみさん二代目入店(以上、講談社)など多数。東京・東中野の「名登利寿司』の女将でもある。
アニメーター、イラストレーター。名古屋のSE会社でサラリーマンとして勤めながら、2009年より製作をスタートさせたアニメーションPV『ワイズマ』を5年の歳月をかけて完成させた気鋭の映像作家。