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理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性
リセイノゲンカイ
- 著: 高橋 昌一郎

我々が信じる合理的選択、科学的認識、論理的思考は、絶対的なものではない!世界の根源に関わる事象と密接に関連する人間の「理性の限界」と可能性をディベート形式で平易に描く論理学入門書。
アロウ、ハイゼンベルク、ゲーデルらの思索を平易に解説しつつ、人類が到達した「選択」「科学」「知識」の限界論の核心へ。 知的刺激にみちた、「理性の限界」をめぐる論理学ディベート。
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目次
序章 理性の限界とは何か
第1章 選択の限界
投票のパラドックス/アロウの不可能性定理
囚人のジレンマ/合理的選択の限界と可能性
第2章 科学の限界
科学とは何か/ハイゼンベルクの不確定性原理
EPRパラドックス/科学的認識の限界と可能性
第3章 知識の限界
ぬきうちテストのパラドックス/ゲーテルの不完全性定理
認知論理システム/論理的思考の限界と可能性
書誌情報
紙版
発売日
2008年06月19日
ISBN
9784062879484
判型
新書
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1948
ページ数
280ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2012年05月18日
JDCN
0628794800100011000L
著者紹介
1959年生まれ。國學院大學文学部教授。専門は、論理学・哲学。主要著書に『理性の限界』『ゲーデルの哲学』(以上、講談社現代新書)、『哲学ディベート』(NHKブックス)、『科学哲学のすすめ』(丸善)、『環境と人間』(共著、岩波書店)、『パラドックス!』(共著、日本評論社)などがある。