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異常とは何か
イジョウトハナニカ
- 著: 小俣 和一郎

精神医学を根底から問い直す画期的論考!
人類は狂気とどう向き合ってきたか。自殺の主因を「うつ病」に求めていいのか。健康ブーム、アンチエイジング医学に潜む危険な兆候とは──〈異常〉と〈正常〉の線引きを歴史的に検証し、人間の精神とはなにかを改めて考える。
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目次
序章 異常とは何か?
第1章 異常と正常の倒置
第2章 異常と臨床
第3章 正常の過剰態としての異常
第4章 正常と異常のトポロジー
第5章 社会における異常と正常
終章 正常とは何か?
書誌情報
紙版
発売日
2010年04月17日
ISBN
9784062880497
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
通巻番号
2049
ページ数
248ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2018年06月01日
JDCN
06A0000000000014565B
著者紹介
一九五〇年、東京都生まれ。精神科医・精神医学史家。上野メンタル・クリニック院長。著書に『ナチスもう一つの大罪』『近代精神医学の成立』(以上、人文書院)、『精神医学とナチズム』(講談社現代新書)、『ドイツ精神病理学の戦後史』(現代書館)、『精神病院の起源』『精神病院の起源・近代篇』(以上、太田出版)、『精神医学の歴史』(第三文明)など多数。訳書にセレニー『人間の暗闇』、フォン・ラング『アイヒマン調書』(以上、岩波書店)、共訳書にグリージンガー『精神病の病理と治療』(東京大学出版会)などがある。