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世界の陰謀論を読み解く――ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ
セカイノインボウロンヲヨミトク
- 著: 辻 隆太朗

偽史を紡ぐのは誰か? 偽書・世界征服計画の書『プロトコル』、フランス革命とメーソンの関係、新世界秩序陰謀論の論理、日本でたびたび巻き起こる震災デマ……。陰謀論という考え方は、たったひとつの視点で世界のすべてを明瞭に説明する、非常に便利な思考のフィルタである。
フランス革命はフリーメーソンの仕業?
ユダヤ人による世界支配計画の書『プロトコル』?
新世界秩序陰謀論の黒幕イルミナティ?
関東大震災や3・11は人工地震?――
「邪悪な誰かが操っている」という世界を解釈する枠組みに潜む論理と心理を読み解く。
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目次
はじめに 世界は陰謀に満ちている
第一章 日本――コンスピラシー・セオリー・イン・ジャパン
第二章 ユダヤ――近代陰謀論の誕生
第三章 フリーメーソン――新しい「知」への反発
第四章 イルミナティ――陰謀論が世界を覆う
第五章 アメリカ――陰謀論の最前線
第六章 陰謀論の論理――なぜ私たちは陰謀論を求めるのか
書誌情報
紙版
発売日
2012年02月17日
ISBN
9784062881463
判型
新書
価格
定価:858円(本体780円)
通巻番号
2146
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2012年06月29日
JDCN
0628814600100011000H
著者紹介
1978年生まれ。京都府宇治市出身。北海道大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程在学中。修士(文学)。専門は宗教学。共著書に、『よくわかる宗教社会学』(ミネルヴァ書房)、『面白いほどよくわかるキリスト教』(日本文芸社)、『情報時代のオウム真理教』(春秋社)がある。