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新・学問のススメ─生涯学習のこれから
シンガクモンノススメショウガイガクシュウノコレカラ
- 著: 石 弘光

生涯学習とは、学生期間を終え、社会に出たり家庭に入ったりした後も再び学習を始め、生涯にわたってつづけるものとして認識されています。また、人生のあらゆる段階で、さまざまな場所や分野における学習・教育を総合的に含むとされています。放送大学の元学長である著者は、今後の遠隔教育のあり方について、世界各国の事例などと比較しながら、生涯学習の現状と課題を浮き彫りにしていきます。
一般的に生涯学習とは、学生期間を終え、社会に出たり家庭に入ったりした後も再び学習を始め、生涯にわたってつづけるものとして認識されています。さらに最近では、人生のあらゆる段階で、さまざまな場所や分野におけるフォーマルな、あるいはインフォーマルな学習・教育を総合的に含むとされています。
経済学者としても著名な著者は、2011年5月まで放送大学の学長を務め、公開大学(オープン・ユニバーシティー)の教員として、生涯学習の一翼を担ってきました。
そういった経験から、正規の教育課程を歩めなかった「第二の教育機会」としての社会的意義や、IT社会の進化にともなう今後の遠隔教育のあり方などについて、世界各国の公開大学の事例などと比較しながら、生涯学習の現状と課題を浮き彫りにしていきます。
明治維新間もない時期に、かの福沢諭吉が『学問のスゝメ』を著し、広く国民に学問の重要性を説いたように、高齢社会が到来した新しい時代の下、生涯学習の必要性をあらためていま問い直していきます。
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目次
第1章 高まる生涯学習のニーズ――その基本的性格と課題
第2章 生涯学習と学びの場――放送大学に赴任して
第3章 遠隔教育手段による生涯学習の実態――現場からの報告
第4章 遠隔教育の主役――世界の公開大学の現状
第5章 地域の生涯学習コミュニティの形成――学習センターの役割
第6章 改革と挫折――学長の挑戦
書誌情報
紙版
発売日
2012年03月16日
ISBN
9784062881470
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
通巻番号
2147
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2012年05月11日
JDCN
0628814700100011000K
著者紹介
(いし ひろみつ) 1937年、東京生まれ。一橋大学経済学部卒業。その後、同大学教授を経て、学長(1998~2004年)。中央大学特任教授を経て、2007~11年、放送大学の学長を務めた。現在、一橋大学ならびに中国人民大学名誉教授。ほかに、国立大学協会副会長、中央教育審議会臨時委員、政府税制調査会会長、財政制度等審議会委員などを歴任。専門は財政学、経済学博士。財政、税制に関する著書多数。それ以外の著書に、『大学はどこへ行く』(講談社現代新書)、『癌を追って』(中公新書ラクレ)など。
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