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ウルトラマンが泣いている――円谷プロの失敗
ウルトラマンガナイテイルツブラヤプロノシッパイ
- 著: 円谷 英明

1960年代から80年代にかけて、多くの子どもたちが夢中になったウルトラシリーズ。ミニチュアや着ぐるみを駆使して、あたかも実写のように見せる独自の特撮技術を有し、日本のみならず世界の映像業界をリードしてきたはずの円谷プロは、なぜ、乗っ取られてしまったのか。(講談社現代新書)
1960年代から80年代にかけて、多くの子どもたちが夢中になったウルトラシリーズ。
ミニチュアや着ぐるみを駆使して、あたかも実写のように見せる独自の特撮技術を有し、
日本のみならず世界の映像業界をリードしてきたはずの円谷プロから、
なぜ、創業者一族は追放されたのか。
「特撮の神様」と呼ばれた円谷英二の孫にして、
「円谷プロ」6代社長でもある円谷英明氏が、
「栄光と迷走の50年」をすべて明かします。
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われわれ円谷一族の末裔は、祖父が作った円谷プロの経営を
全うすることができませんでした。
現存する円谷プロとは、役員はおろか、資本(株式)も含め、
いっさいの関わりを断たれています。
これから、約半世紀にわたる円谷プロの歩み、真実の歴史を明かそうと思います。
その中には、今もウルトラマンを愛してくださる皆さんにとって、
あまり知りたくないエピソードも含まれているかもしれません。
成功と失敗、栄光と迷走を繰り返した末に、会社が他人に渡ってしまった背景には、
一族の感情の行き違いや、経営の錯誤がありました。
私も含め、どうしようもない未熟さや不器用さがあったことは否めません。 (「はじめに」より)
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目次
はじめに―怪獣が身もだえしたわけ
第1章 円谷プロの「不幸」
第2章 テレビから「消えた」理由
第3章 厚かった「海外進出」の壁
第4章 円谷プロ「最大の失敗」
第5章 難敵は「玩具優先主義」
第6章 円谷商法「破綻の恐怖」
第7章 ウルトラマンが泣いている
おわりに―祖父・円谷英二が残した日記
書誌情報
紙版
発売日
2013年06月18日
ISBN
9784062882156
判型
新書
価格
定価:924円(本体840円)
通巻番号
2215
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2013年07月26日
JDCN
0628821500100011000E
著者紹介
円谷英明 (つぶらや・ひであき) 1959年東京都生まれ。 中央大学理工学部卒業後、バンダイを経て、1983年、祖父・円谷英二が創業した「円谷プロ」に入社。 「円谷エンタープライズ」常務、「円谷コミュニケーションズ」社長、「円谷プロ」専務などを務めたのち、2004年「円谷プロ」6代社長に就任。 2005年に退任後、新たに「円谷ドリームファクトリー」を創設、中国で特撮番組の制作を手掛けたが、2010年に同社を退いた。
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