本社はわかってくれない 東南アジア駐在員はつらいよ

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本社はわかってくれない 東南アジア駐在員はつらいよ

ホンシャハワカッテクレナイトウナンアジアチュウザイインハツライヨ

講談社現代新書

「雨が降ったから休みます」「出張に行っている間に妻に浮気されたら、どう責任をとってくれるんですかっ」。いつの間にか会社の車は自家用車……。いまや会社生き残りのため、どんどん東南アジアに進出する日本企業。でも現地では、あまりの文化ギャップのあまり、呆然とする駐在員。日々起こる悲喜劇をユーモラスに描く。現地で日常起こる悲喜劇をユーモアたっぷりに描く。


「雨が降ったから休みます」「出張に行っている間に妻に浮気されたら、どう責任をとってくれるんですかっ」「暇でも家に帰ってはいけないなんて知りませんでした」。いつの間にか会社の車は自家用車。出張費は精算するなんて決まりはなし……。

いまや会社生き残りのため、どんどん東南アジアに進出する日本企業。
でも現地では、あまりの文化ギャップのあまり、呆然とする駐在員。
怒っても事態はよくならないし、本社に報告しても「なんとかしろ」と言われるだけ。
いったいどうすればいいの?

現地で日々起こる悲喜劇をユーモアたっぷりに描く。

(目次)
1 すぐ休む人々
 スコールだと遅刻は当たり前/暇だから家に帰る etc.
2 働かない人々
 社内バスケットボール大会に三ヵ月間/自宅を新築するので会社を辞めます/遅刻してはいけないとは知りませんでした etc.
3 会社を私物化する人々
 会社の車は自分用/冷蔵庫の中のものはみんなのもの?/癒着がバレても悪びれない etc.
4 身勝手な人々
 ひとりで寝られない人々/不思議な求職者たち/現地化する日本人/同じフロ アの別会社に転職/人前で叱ってはいけない/出張に行かない理由 etc.
5 会社のカネを使い込む人々
 公安警察と癒着するスタッフ/会社のベテラン運転手が突然強盗に/出張費は小遣い? etc.
6 すぐに訴える人々
 ホステスとのトラブルから悪事が発覚/クビにすると会社が負ける etc.
7 役人な人々
 書類審査も人次第/盗難届だと時間がかかる理由/屋台を開いた郵便局員 etc.
8 宗教で生きる人々
 ラマダン/出家休暇 etc.
9 才能ある人々
 仕事のできるオカマたち/カンボジアで運転免許を取る etc. 
10 不運に見舞われた人々
 交通事故だと治療できない/知らぬ間に移動した小屋/浮気と包丁 etc. 
11 日本を持ち込む人々
 タイの子育て/ライバル社と女 etc.


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに
1 すぐ休む人々
2 働かない人々
3 会社を私物化する人々
4 身勝手な人々
5 会社のカネを使い込む人々
6 すぐに訴える人々
7 役人な人々
8 宗教で生きる人々
9 才能ある人々
10 不運に見舞われた人々
11 日本を持ち込む人々
おわりに
筆者紹介

書誌情報

紙版

発売日

2015年03月19日

ISBN

9784062883085

判型

新書

価格

定価:814円(本体740円)

通巻番号

2308

ページ数

200ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2015年04月24日

JDCN

0628830800100011000P

著者紹介

編: 下川 裕治(シモカワ ユウジ)

下川裕治(しもかわ ゆうじ) 1954年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、新聞社勤務を経てフリーランスへ。1990年、『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビュー。1980年代と90年代に2度、バンコクに暮らしながら、タイ語を学ぶ。以後おもにアジア、沖縄をフィールドにバックパッカースタイルでの旅を書き続けている。 アジア、旅に関する本多数。近刊に『週末香港・マカオでちょっとエキゾチック』『週末沖縄でちょっとゆるり』『週末ベトナムでちょっと一服』(以上、朝日文庫)、『「生きづらい日本人」を捨てる』(光文社新書) など。

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