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ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか
ヒトノホンショウナゼコロシナゼタスケアウノカ
- 著: 川合 伸幸

人間は残酷なサルか、それとも協力するサルか――。「なぜ攻撃的なのに、人類は滅ばなかったのか?」、「なぜヒトの選択は合理的ではないのか?」、「なぜよい行動に褒美を与えると逆効果なのか?」、「なぜ赤ちゃんは「正義の味方」を好むのか?」、「なぜあくびは友人や親族ほど伝染するのか?」、「なぜ過密状態だと、周りに気を使うのか?」……。最新知見が明かす驚きの真実!
・なぜ攻撃的なのに、人類は滅ばなかったのか?
・なぜ親が厳しく罰するほど、子どもは暴力的になるのか?
・なぜヒトの選択は合理的ではないのか?
・なぜよい行動に褒美を与えると逆効果なのか?
・なぜ赤ちゃんは「正義の味方」を好むのか?
・なぜあくびは友人や親族ほど伝染するのか?
・なぜ過密状態だと、周りに気を使うのか?
・なぜ1歳児でもおとなの手助けをするのか?
人間は、残酷なサルか、それとも協力・援助するサルなのか。
比較認知科学などの最新知見が明かす驚きの真実をもとに、人間の姿を考える一冊。
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目次
第1章 テレビ・ビデオゲームと暴力
第2章 暴力を生み出す脳と遺伝子
第3章 性と攻撃性――男性の暴力、女性の仲間はずれ
第4章 ヒトはなぜ殺し合って絶滅しなかったのか
第5章 「身内」と「よそ者」
第6章 他人を援助するヒト
第7章 ヒトとは
書誌情報
紙版
発売日
2015年11月19日
ISBN
9784062883443
判型
新書
価格
定価:836円(本体760円)
通巻番号
2344
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2015年11月27日
JDCN
0628834400100011000H
著者紹介
一九六六年、京都府生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、京都大学霊長類研究所研究員などを経て、現在、名古屋大学大学院情報科学研究科准教授。専攻は比較認知科学・認知科学・実験心理学。二〇〇五年度文部科学大臣表彰・若手科学者賞、二〇〇九年度日本学士院・学術奨励賞、二〇〇九年度日本学術振興会賞、二〇一〇年に米国心理学会 The Frank A. Beach Comparative Psychology Award、二〇一五年に日本学術振興会・科学研究費助成事業審査員表彰ほか、多数受賞。主な著書に、『心の輪郭――比較認知科学から見た知性の進化』(北大路書房)、『コワイの認知科学』(新曜社、近刊)、『心の進化――人間性の起源をもとめて』(共著、岩波書店)などがある。