入門 東南アジア近現代史

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入門 東南アジア近現代史

ニュウモントウナンアジアキンゲンダイシ

講談社現代新書

6億4000万人の巨大市場の「いま」がわかる決定版!土着国家から欧米の植民地へ、日本による占領統治、戦後の経済発展、ASEAN経済共同体の誕生――。ホー・チミン、スカルノなど独立指導者のドラマ。ベトナム戦争、カンボジア内戦の悲劇。シンガポール、マレーシアの経済発展の光と影。フィリピン、タイ、ミャンマーの民主化運動――、ASEAN地域の過去・現在・未来を読む。


6億4000万人の巨大市場の「いま」がわかる決定版!

土着国家から欧米の植民地へ、日本による占領統治、戦後の独立と経済発展、そしてASEAN経済共同体の誕生――。

ベトナムやタイを流れるメコン川、ボルネオ島のジャングル、バリ島の棚田、近代都市シンガポールやクアラルンプールの高層ビル群……。東アジアの中国、南アジアのインドとくらべると、一つのイメージではとらえられない東南アジア。
東南アジア全体に駐在している日本人の数でいえば、中国よりも多い、関わりの深い地域であるにもかかわらず、多くの日本人にとってはよくわからない、東南アジアの現在に至る歩みを、「多様性の中の統一」というキーワードに着目しながら描き出す。

ベトナムのホー・チミンやインドネシアのスカルノなど、独立指導者のドラマ。
ベトナム戦争、カンボジア内戦の悲劇。
シンガポール、マレーシアの経済発展の光と影。
フィリピン、タイ、ミャンマーの民主化運動――、

500年の人びとのドラマを辿りながら、存在感を増すASEAN地域の過去・現在・未来を読む。


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目次

序章 東南アジアの土着国家
    1 東南アジアの原型
    2 土着国家の栄枯盛衰
第一章 ヨーロッパの植民地化――16~19世紀
    1 なぜ東南アジアは植民地化されたのか
    2 変容する東南アジア――政治・経済・社会
第二章 日本の東南アジア占領統治――1941~1945年
    1 20世紀前半期の日本と東南アジア
    2 東南アジアの占領と支配
第三章 独立と混乱――1945~1964年
    1 現代国家の誕生 
    2 国民統合と分離独立
第四章 開発主義国家と民主化――1960年代後半~1990年代
    1 開発主義国家の誕生と終焉
    2 民主主義国家への転換――東南アジアの民主化運動
第五章 経済開発と発展――1960年代後半~2000年代
    1 農業国から工業国へ
    2 経済開発の光と影
第六章 地域機構ASEANの理想と現実
    1 ASEANの発展
    2 ゆるやかな地域機構
終章  東南アジアとは何か
    1 日本と東南アジア
    2 東南アジアの進む道

書誌情報

紙版

発売日

2017年01月18日

ISBN

9784062884105

判型

新書

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

通巻番号

2410

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2017年01月27日

JDCN

0628841000100011000U

著者紹介

著: 岩崎 育夫(イワサキ イクオ)

一九四九年長野県生まれ。立教大学文学部卒業、アジア経済研究所地域研究第一部主任調査研究員などを経て、現在、拓殖大学国際学部教授。主な著書に、『リー・クアンユー――西洋とアジアのはざまで』(岩波書店)、『物語 シンガポールの歴史――エリート開発主義国家の200年』(中公新書)、『アジア政治とは何か――開発・民主化・民主主義再考』(中公叢書)、『アジアの国家史―民族・地理・交流』(岩波現代全書)、『世界史の図式』(講談社選書メチエ)などがある。

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