なぎの葉考・少女　野口冨士男短篇集

私小説の絶品といわれ続けた野口文学を集成 昭和11年、暗い時代、旅の途上で出会った一人の娼婦。彼女の面影を求め、40年後再訪の旅に出るーー川端賞受賞作「なぎの葉考」を中心に珠玉の短篇八作を精選

書誌情報

紙版

• 発売日: 2009年05月10日
• ISBN: 9784062900508
• 判型: A6
• 価格: 定価：1,650円（本体1,500円）
• ページ数: 336ページ
• シリーズ: 講談社文芸文庫

初出

河出書房新社刊「野口冨士男自選小説全集」（１９９１年７月）を底本とした。

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  石の墓

  初出

  『現代文学』１９４３年１月号

• 作品名

  耳のなかの風の声

  初出

  『文学界』１９４５年２月号

• 作品名

  石蹴り

  初出

  『風景』１９６６年７月号

• 作品名

  夜の烏

  初出

  『文芸』１９７６年１１月号

• 作品名

  なぎの葉考

  初出

  『文学界』１９７９年９月号

• 作品名

  冬の逃げ水

  初出

  『群像』１９８１年２月号

• 作品名

  熱海糸川柳橋

  初出

  『海』１９８１年３月号

• 作品名

  少女

  初出

  『新潮』１９８５年９月号

• 作品名

  横顔

  初出

  『文学界』１９８９年８月号

著者紹介

著： 野口　冨士男（ノグチ　フジオ）