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新編 歴史小説の周囲
シンペンレキシショウセツノシュウイ
- 著: 井上 靖

遠い日、夜の砂丘で青年の目を射た流星の一条の光――遥か西域への憧れを胚胎した井上文学誕生の瞬間を描く「砂丘と私」始め、『天平の甍』『敦煌』『風濤』など歴史小説の名作を点綴、その発想の源泉と想像力を刺激してやまぬ歴史の魅力を語る。『蒼き狼』をめぐり大岡昇平と闘わせた論争への真摯な反論、80歳の作家を駆り立てた『孔子』への情熱――など、井上靖の凛とした詩魂がほとばしる歴史随筆24篇。
茫々たる廃墟に人の世を幻視する歴史随筆集。
「天平の甍」「敦煌」始め、フィクションとノンフィクションのあわいに人間の運命を描いた井上歴史文学。そのルーツ、取材の旅、論争の顛末等多彩な随筆を精選。
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書誌情報
紙版
発売日
2009年12月11日
ISBN
9784062900690
判型
A6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年05月16日
JDCN
0629006900100011000K
初出
本書に収録した作品のうち「砂丘と私」「敦煌と私」「歴史小説の主人公」「小林さんのこと」「枯れかじけて寒き」「『本覚坊遺文』ノート「“負函”の日没」「小説『孔子』の執筆を終えて」の8篇は、『井上靖全集』24・27・別巻(’97年7月、10月’00年4月新潮社刊)を、その他の16篇は『歴史小説の周囲 歴史エッセイ集1』(’83年5月講談社文庫刊)を底本として使用し、明らかな誤記誤植であると思われる箇所は他の刊本を参照しつつ編者の判断で訂正し振り仮名を多少増減するなどしたが原則として底本に従った。
収録作品
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作品名初出
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作品名
砂丘と私
初出
「砂丘の幻想」1970年11月 淡交社刊
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作品名
安閑天皇の玉碗
初出
「芸術新潮」1953年1月号
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作品名
戦国時代の女性
初出
『日本の歴史6』1959年7月 読売新聞刊
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作品名
茶々のこと
初出
『東宝』1968年9月号
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作品名
「唐大和上東征伝」の文章
初出
『日本文化史』第6巻月報 1965年9月 筑摩書房刊
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作品名
「天平の甍」の登場人物
初出
『アカハタ』1961年5月17日号
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作品名
揚州紀行
初出
『小説現代』“揚州の旅”改題 1964年4月号
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作品名
私の敦煌資料
初出
『図書』特別号 1960年4月
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作品名
西域のイメージ
初出
『世界教養全集』第18巻月報 1961年2月 平凡社刊
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作品名
敦煌と私
初出
『シルクロード2 敦煌』1980年6月 日本放送出版協会刊
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作品名
「蒼き狼」の周囲
初出
『別冊文藝春秋』72号 1960年6月
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作品名
歴史小説の主人公
初出
『歴史読本』1960年8月号
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作品名
自作「蒼き狼」について―大岡氏の「常識的文学論」を読んで―
初出
『群像』1961年2月号
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作品名
「風濤」の取材
初出
『文藝春秋』“韓国日記”改題 1963年6月号
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作品名
小林さんのこと
初出
『國文學』1980年2月号
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作品名
「おろしや国酔夢譚」の旅
初出
『文藝春秋』1968年8月号
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作品名
ゴンチャロフの容貌
初出
『新異国叢書』第11巻月報 1969年4月 雄松堂書店刊
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作品名
シベリア紀行
初出
『心』“シベリアの旅”改題 1969年8月号
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作品名
大和朝廷の故地を訪ねて
初出
『太陽』1969年7月号
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作品名
「後白河院」の周囲
初出
『ちくま』1972年11月号
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作品名
枯れかじけて寒き
初出
『季刊藝術』1977年夏号
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作品名
「本覚坊遺文」ノート
初出
『群像』1982年8月号
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作品名
“負函”の日没-「孔子」取材行-
初出
『新潮』1989年9月号
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作品名
小説「孔子」の執筆を終えて
初出
『朝日新聞』夕刊1989年10月23日・24日号