論語知らずの論語読み

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電子あり

論語知らずの論語読み

ロンゴシラズノロンゴヨミ

講談社文芸文庫

論語をダシに奇人変人作家仲間を独特の文章でつづる名随筆ーー二千数百年前の中国の古典『論語』。余りにも有名であるけれど、きちんと読んだ人は、どのくらいいるだろう。ならば、孔子にならい、我流の読み方をしてみようと、阿川弘之が、悪友・遠藤周作、三浦朱門、吉行淳之介、北杜夫らとの珍談奇行の交友録をまじえて、世相風俗万般をにがりのきいた独特のユーモアでつづった快エッセイ。論語を知らない人も、ちょっと論語を楽しめる1冊。
◎高島俊男「各節がみなそれぞれ、『論語』の一節をとっかかりにして語り始められている。『論語』は「学而」篇から「堯曰」篇まで20章あるから、それにあわせてこの本も20章ある。『論語知らずの論語読み』という題は、昔よく言われた慣用句「論語読みの論語知らず」をひっくり返したものである。」<「解説」より>


ⒸATSUYUKI AGAWA

書誌情報

紙版

発売日

2010年08月11日

ISBN

9784062900942

判型

A6

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

384ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2020年10月16日

JDCN

06A0000000000112275X

初出

講談社文庫「論語知らずの論語読み」(1985年・第4刷)を底本として使用し、著者校正も行い、新かなづかいに直した。初出は、『夕刊フジ』1977年1月~5月連載で、同年8月、講談社より単行本化された。

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