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私の長崎地図
ワタシノナガサキチズ
- 著: 佐多 稲子

生まれ育った町を振り返りながら書き綴った「私の長崎地図」を中心に、筆者の長崎へ対する思いが溢れる小説、随筆を編纂した作品集。ーー生まれ故郷・長崎。しかし、そこは再訪するのに四半世紀の時を必要とした地でもあった。強い郷愁と訪れることへの不安が、町の色や海の香に彩られた過去から、現在に至る心の風景を紡ぎ出す。長崎を舞台にした「私の長崎地図」「歴訪」「色のない画」などの小説や随筆を精選したこの作品集は、『私の東京地図』と対をなす著者の魂の彷徨である。※本書は『佐多稲子全集』(講談社・昭和52年11月~昭和54年6月刊)、『小さい山と椿の花』(講談社・昭和62年10月刊)、『思うどち』(講談社・平成元年6月刊)を底本としました。
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書誌情報
紙版
発売日
2012年07月12日
ISBN
9784062901628
判型
A6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2019年07月05日
JDCN
06A0000000000049600W
初出
「佐多稲子全集」(講談社・1977年11月~1979年6月刊)、「小さい山と椿の花」(講談社・1987年10月刊)、「思うどち」(講談社・1989年6月刊)を底本とし多少ふりがなを調整したもの。
収録作品
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作品名初出
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作品名
私の長崎地図
初出
『月刊長崎』1948年2月~8月連載/1948年10月、五月書房より刊行
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作品名
長崎の歌
初出
『新婦人』1966年3月
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作品名
長崎と文学
初出
『ながさき 第一七号』1976年8月
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作品名
故郷の言葉
初出
『九州人』1969年1月
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作品名
花について―おもい浮かぶこと
初出
「罪つくり」に所収 1957年1月、現代社より刊行
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作品名
海の旅情
初出
原題「旅情」 『小説中央公論』1961年7月
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作品名
雛人形へのわが思い
初出
『雛人形の世界』1987年12月
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作品名
歴訪
初出
『文学界』1951年7月
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作品名
色のない画
初出
『新日本文学』1961年3月
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作品名
長崎の具雑煮
初出
『新潟日報』朝刊 1986年12月26日
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作品名
鰯二匹の心得
初出
『新潟日報』朝刊 1987年1月3日
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作品名
十年目の長崎
初出
『主婦の友』1955年8月
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作品名
仕合せと命
初出
『婦人画報』1955年8月
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作品名
落葉
初出
『群像』1969年1月
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作品名
空襲―おむすびのおもいで
初出
『暮しの手帖』1956年9月
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作品名
八月の記憶は重い
初出
原題「長崎は“ありのまま”に」 『信濃毎日新聞』夕刊 1972年8月5日
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作品名
拾った石
初出
『海』1976年1月
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作品名
小さい山と椿の花
初出
『群像』1986年10月
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作品名
歌の跡
初出
『海』1977年9月