早稲田作家処女作集

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早稲田作家処女作集

ワセダサッカショジョサクシュウ

講談社文芸文庫

「作家の運命は、処女作によって決定される」(序文より)
青野季吉、谷崎精二監修による早大出身・中退作家アンソロジー。

正宗白鳥「寂寞」 中村星湖「町はずれ」 吉田絃二郎「蜥蜴」
加能作次郎「恭三の父」 牧野信一「爪」 中河与一「氷る舞踏場」
横光利一「御身」 井伏鱒二「山椒魚」 浅見淵「山」
逸見広「死児を焼く二人」 尾崎一雄「早春の蜜蜂」
丹羽文雄「鮎」 八木義徳「海豹」 宮内寒弥「蜃気楼」

井伏鱒二
私は早稲田に入学した翌年の夏休暇に、この山椒魚をモデルにして習作を書いた。しかし実体の山椒魚は餌にもらった蛙など見ると、がぶりと一とくちに食ってしまう。空腹になると自分の手をたべることがある。だから、この小説では山椒魚の生態を部分的に無視しているところがある。――<「『山椒魚』について」より>

※本書に入っている作品は、すべて『現代作家処女作集 早稲田作家篇 第一集』(潮書房・1953年刊)を底本といたしました。


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書誌情報

紙版

発売日

2012年06月10日

ISBN

9784062901635

判型

A6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

336ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

本書に入っている作品は、すべて「現代作家処女作品集 早稲田作家篇 第一集」(潮書房・1953年刊)を底本とした。本文中明らかな誤記、誤植と思われる箇所は正しましたが、原則として底本に従った。

収録作品

  • 作品名

    寂寞

    初出

  • 作品名

    町はずれ

    初出

  • 作品名

    処女作の感想

    初出

  • 作品名

    蜥蜴

    初出

  • 作品名

    処女作を出したころ

    初出

  • 作品名

    恭三の父

    初出

  • 作品名

    初出

  • 作品名

    氷る舞踏場

    初出

  • 作品名

    「氷る舞踏場」

    初出

  • 作品名

    御身

    初出

  • 作品名

    山椒魚

    初出

  • 作品名

    「山椒魚」について

    初出

  • 作品名

    初出

  • 作品名

    「山」について

    初出

  • 作品名

    死児を焼く二人

    初出

  • 作品名

    「死児を焼く二人」顛末記

    初出

  • 作品名

    早春の蜜蜂

    初出

  • 作品名

    処女作回想

    初出

  • 作品名

    初出

  • 作品名

    「鮎」に就いて

    初出

  • 作品名

    海豹

    初出

  • 作品名

    処女作の思い出

    初出

  • 作品名

    蜃気楼

    初出

  • 作品名

    感想

    初出

著者紹介