珈琲挽き

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珈琲挽き

コーヒーヒキ

講談社文芸文庫

平穏な日常、花鳥風月、友人たちと師との交流。
遠い風景や時間の流れを、淡いユーモアで見事に描く、
大正・昭和・平成を生きた作家、小沼丹。
移ろいゆく心象風景の中に、人生のドラマを明るく描く、
『小さな手袋』につづく生前最後の随筆集。
「狆の二日酔い」などの秀逸な作品を含み、
上質な文章で心優しく読者を誘う、85篇収録。


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書誌情報

紙版

発売日

2014年02月11日

ISBN

9784062902229

判型

A6

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

368ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

初出

2004年9月刊「小沼丹全集 第四巻」(未知谷)を底本とし、新漢字新仮名遣いに改めた。底本中明らかな誤りは訂正し、多少ふりがなを調整した。

著者紹介

著: 小沼 丹(オヌマ タン)

小沼 丹(1918.9.9~1996.11.8) 小説家。東京生まれ。1942年、早稲田大学を繰り上げ卒業。在学中より井伏鱒二を知り師事する。高校教員を経て、58年より早稲田大学英文科教授。54年上半期、下半期と「村のエトランジェ」「白孔雀のゐるホテル」がつづけて芥川賞候補となる。その後、日常に材を取りながらユーモアとペーソスのただよう洒脱な文体で独自の世界を築く。70年、『懐中時計』で読売文学賞。75年、『椋鳥日記』で平林たい子文学賞。89年、日本芸術院会員となる。その他の著書に『不思議なソオダ水』『小さな手袋』『埴輪の馬』『清水町先生』など。

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