その言葉を/暴力の舟/三つ目の鯰

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その言葉を/暴力の舟/三つ目の鯰

ソノコトバヲボウリョクノフネミツメノナマズ

講談社文芸文庫

東京で三年ぶりに再会した、故郷の俊才の変わり果てた姿「その言葉を」。他人の怒りと攻撃性を誘発せずにはおかない、風変わりな先輩との四年間「暴力の舟」。父の葬式で一堂に会した親族たちの、幼い頃は窺い知れなかったそれぞれの事情「三つ目の鯰」。七〇年代の青春の一光景を映し出す、瑞々しい初期中篇三作。


東京で三年ぶりに再会した、
故郷の俊才の変わり果てた姿「その言葉を」。
他人の怒りと攻撃性を誘発せずにはおかない、
風変わりな先輩との四年間「暴力の舟」。
父の葬式で一堂に会した親族たちの、
幼い頃は窺い知れなかったそれぞれの事情「三つ目の鯰」。
七〇年代の青春の一光景を映し出す、瑞々しい初期中篇三作。


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目次

その言葉を
暴力の舟
三つ目の鯰
著者から読者へ
年譜
著書目録

書誌情報

紙版

発売日

2014年12月11日

ISBN

9784062902519

判型

A6

価格

定価:1,925円(本体1,750円)

ページ数

368ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2015年07月10日

JDCN

0629025100100011000Q

初出

その言葉を…「すばる」1989年10月号(底本:『その言葉を』1993年8月 集英社文庫)、暴力の舟…「すばる」1991年11月号(底本:『蛇を殺す夜』1992年9月 集英社)、三つ目の鯰…「文學界」1992年12月号(底本:『石の来歴』1997年2月 文春文庫)

収録作品

  • 作品名

    その言葉を

    初出

    初出:『すばる』1989年10月号 底本:「その言葉を」1993年8月 集英社文庫

  • 作品名

    暴力の舟

    初出

    初出:『すばる』1991年11月号 底本:「蛇を殺す夜」1992年9月 集英社

  • 作品名

    三つ目の鯰

    初出

    初出:『文學界』1992年12月号 底本:「石の来歴」1997年2月 文春文庫

著者紹介

著: 奥泉 光(オクイズミ ヒカル)

奥泉光(1956.2.6~) 小説家。山形県生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒。同大学院博士前期課程修了。現在、近畿大学教授。1986年「地の鳥 天の魚群」がすばる文学賞最終候補となる。90年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、瞠目・反文学賞、94年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器 軍艦「橿原」殺人事件』で野間文芸賞、2014年『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞を受賞。他の著書に『蛇を殺す夜』、『バナールな現象』、『「吾輩は猫である」殺人事件』、『グランド・ミステリー』、『シューマンの指』他多数。

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