靴の話/眼 小島信夫家族小説集

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靴の話/眼 小島信夫家族小説集

クツノハナシメコジマノブオカゾクショウセツシュウ

講談社文芸文庫

芥川賞受賞作「アメリカン・スクール」から戦後文学の金字塔といわれる「抱擁家族」までの十年間の短篇作品を精選。この間、アメリカ留学、家の新築、妻の手術、妻の死、再婚と、著者自身へもめまぐるしい「事件」が生じ、〈関係〉をめぐるドラマが主題となる。見知らぬ男からの一方的な関係、監禁という関係、友人の中にいる異質な友との関係、友人と妻の姦通……。「抱擁家族」へとなだれ込む、貴重な短篇集。


芥川賞受賞作「アメリカン・スクール」から戦後文学の
金字塔といわれる「抱擁家族」までの十年間の短篇作品を精選。
この間、アメリカ留学、家の新築、妻の手術、妻の死、再婚と、
著者自身へもめまぐるしい「事件」が生じ、〈関係〉をめぐる
ドラマが主題となる。見知らぬ男からの一方的な関係、監禁という関係、
友人の中にいる異質な友との関係、友人と妻の姦通……。
「抱擁家族」へとなだれ込む、貴重な短篇集。


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目次


ある掃除夫の観察
遅れる男
草ぼうきの唄
家と家のあいだ
ある作家の手記
棲処
洪水
靴の話

獣医回診

書誌情報

紙版

発売日

2015年01月10日

ISBN

9784062902564

判型

A6

価格

定価:1,815円(本体1,650円)

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2015年02月13日

JDCN

0629025600100011000G

初出

本書は冬樹社刊『靴の話/眼』(1973年12月)を底本としました。

収録作品

  • 作品名

    初出

    『文学界』1955年12月

  • 作品名

    ある掃除夫の観察

    初出

    『新日本文学』1956年1月

  • 作品名

    遅れる男

    初出

    『文学界』1956年4月

  • 作品名

    草ぼうきの唄

    初出

    『小説公園』1956年9月

  • 作品名

    家と家のあいだ

    初出

    『文学界』1959年2月

  • 作品名

    ある作家の手記

    初出

    『新潮』1959年8月

  • 作品名

    棲処

    初出

    『新潮』1959年11月

  • 作品名

    洪水

    初出

    『小説中央公論』1960年7月

  • 作品名

    靴の話

    初出

    『新潮』1961年5月

  • 作品名

    初出

    『新潮』1962年2月

  • 作品名

    獣医回診

    初出

    『新潮』1966年5月

著者紹介

著: 小島 信夫(コジマ ノブオ)

小島信夫(1915.2.28~2006.10.26) 小説家。岐阜県生まれ。1941年、東京帝大文学部英文科卒。岐阜中学、第一高等学校時代から創作を始め、東大時代には同人誌「崖」を刊行。大学卒業の年に徴兵検査を受け、翌年入隊。中国で暗号兵として過ごす。46年、復員。岐阜師範学校に勤務。48年、上京。同人誌「同時代」を刊行。佐原女子高校、小石川高校を経て、54年、明治大学に勤務。55年、「アメリカン・スクール」で芥川賞受賞。57年、米国へ留学。63年、学生結婚した妻を喪い、この経験を、65年、『抱擁家族』へと昇華。翌年、同作で谷崎潤一郎賞受賞。68年から「別れる理由」を「群像」に連載。73年、『私の作家評伝』で芸術選奨文部大臣賞受賞。82年、.『別れる理由』で野間文芸賞受賞。89年、日本芸術院会員となる。94年、文化功労者に選出される。98年、『うるわしき日々』で読売文学賞受賞。99年、郷里に小島信夫文学賞が設立される。主な著書に『小銃』『墓碑銘』『美濃』『月光』『暮坂』『各務原・名古屋・国立』『残光』など。

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