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原民喜戦後全小説
ハラタミキセンゴゼンショウセツ
- 著: 原 民喜

広島への原爆投下の惨劇を克明に描いた傑作「夏の花」三部作、亡妻への痛切な思いが滲む「美しき死の岸に」、2020年センター試験の国語で出題された「翳」ほか、壮絶な体験と苦悩を刻んだ小説群。戦後70年を経て尚鮮烈な光を放つ戦争文学の金字塔を、文芸文庫スタンダードとして新装版刊行。
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目次
夏の花
美しき死の岸に
原爆以後
拾遺作品集
童話作品集
書誌情報
紙版
発売日
2015年06月11日
ISBN
9784062902762
判型
A6
価格
定価:2,420円(本体2,200円)
ページ数
584ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2015年07月10日
JDCN
0629027600100011000I
初出
本書は、青土社版『定本原民喜全集』(全4巻)の1・2(1978年8月、9月刊)を底本として、1995年7月、8月に刊行された講談社文芸文庫『原民喜戦後全小説』(上下巻)を一巻本に編み直し、あらたに解説を加えた新装版です。
著者紹介
著: 原 民喜(ハラ タミキ)
原民喜(はら・たみき/1905・11・15~1951・3・13)小説家、詩人。広島市生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。詩人として出発し、「三田文学」などに短篇小説を掲載。郷里の広島市に疎開中、生家で被爆。原爆投下の状況を克明に記した手帳を基に、小説「夏の花」を1947年に発表する。小説「美しき死の岸に」「鎮魂歌」のほか童話も多く創作。1951年に鉄道自殺。